チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

2005年06月

裸にエプロン!

ベランダの花に水をやっている時に
ふと人気を感じで横を向くと・・・
見てしまいましたよ、お隣サン、パンツだけはいて
上半身は裸にエプロン!で携帯で話してました。

いやぁ、ここのとこ蒸し暑いですからねぇ。
とはいってもこっちが恥ずかしいので(苦笑)
目が合う前にそそくさと家に入りましたけどね。

あ、ちなみに、それはお隣の奥さんではなくて
ご主人のほうでした。
若い奥さんだったらちょっとタダゴトではないですけど
中年のおじさんですから、、、残念!(笑)

ご主人が昼食の用意中だったんでしょうね、たぶん。
スペインの男の人達、キャンプやバーベキューの時も
上半身裸、ってことが多いようなので
自宅でくつろぐ時は当たり前なのかも・・・
それほど驚くべきことでもないんでしょうね(^ ^;)

体操のお兄さん

【子供は変わらない、子育てが変わった】
毎日新聞のサイトより

「おかあさんといっしょ」で12年間に15万人の3歳児とふれあってきた
「ひろみちおにいさん」こと佐藤弘道さんの視点。
読みながら「そう、そう」と頷いたり
自分も機嫌が悪いせいで子供を叱って後味悪かったこともあったり
これからの子育て(一般)はどうなるのだろう、と考えさせられたり
しました。

我が家の子供達は世代がちょっと上なので
実際に「お兄さん」が活躍していた時期は
あまり番組は見ていなかったのですが
たまに目にする機会がある度に「明るいエネルギー」を持った人
だなぁ、とは感じていました。

 「自分も親になって、お母さんたちのつらさも分かるようになりました。
お母さんが『変わった』のはお母さんだけのせいじゃない。
お父さんはお母さんを支えているだろうか。
お母さんは独りぼっちで子育てをしてないだろうか」


子供は、家族だけのものじゃなくて、社会全体の財産
という認識が広まって、安心して子供を産んで育てられる状況が
できれば「少子化」傾向もゆるむかもしれませんけどね。

「だから僕は、親だけで子育てをしないほうがいいと思う。
学校には学校、地域には地域、家庭には家庭にしか
できないことがある。大人はもっともっと子供のために頑張らなきゃ」


そうですね、では具体的にどうがんばれば良いのでしょう。

「(母は)子供の友人関係に介入するでも、関心を持たないのでもなく
見守ってくれていたのです。僕にはいつも
『何かあったら母のところにいけばいい』という安心感がありました」


過保護にも放任にもならない「加減」を見極めるのは難しいですよね。
「安心感」を与えられるような母親になれるように
まだまだ修行中です。

天ぷらブーム?

食べ物に関してはとっても保守的なスペイン人、バスク人。
新しい物にパッと飛びつく日本人とはかなり違います。
チャレンジ精神がある人、健康に気を使ってる人は
「大豆を原料にした豆腐や、醤油を使った日本料理」も
抵抗無く試すことができるようですが、まだまだ少数派です。

でも、でもですよ、最近少しずつですが「日本食」が
女性向け雑誌やTVの料理番組で紹介されることも増えてきました。
土曜日に出かけた親戚の食事会(オンダリビアのレストラン)では
生ハムやフォアグラ入りのサラダの次に、なんと
「テンプラ」が乗ったお皿が各自に配られました。

普通の大き目の丸い洋皿にキノコ、ニンジン、ピーマン、エビの
天ぷらが「置いて」ありました。もちろん天つゆなどありません。
ちょっと味気ないなぁ。
隣に座っていた主人の従兄妹(バリバリのバスク人)が
「これはね、テンプラってゆーのよ、中国の粉を使っててね、
混ぜるときできるだけ冷たい水を使うのがコツ!」って
一同に向かって指導してました(苦笑)

「中国じゃなくて日本の食べ物」と言ってはおきましたけどね。
親戚に日本人(私)がいても、こんなことはしょっちゅうです(笑)

スペイン、バルセロナには日本人シェフのレストランも多いと
思いますが、バスクには「なんちゃって」レストラン
しか無いんです。
天ぷらもパリッとしてないし、天つゆは無いし(吐息)

で、今日のお昼ご飯時、スーパーで買い物しながら
「よし、今日は天ぷら!」と決めて家に帰ると
ちょうどTVの料理番組でバスク人のシェフが
「天ぷら」揚げてました(笑)

ふふ、一昨日のオンダリビアのレストランのと同じような
「もどき」だな。しかも、仕上げには大皿のマカロニの上に
盛ってましたよ。あ?あ。

それを横目に私は黙々とたまねぎとエビのかき揚げと
なすの天ぷらを作りました。天つゆ付きで。
私と次男の分はそうめんも作りました。

好き嫌い大魔王の夫もかき揚げは好物なので
揚げたものからドンドン食べて行く・・・

私達の分は別に取り分けて、と・・・
天ぷら、おいしいけど、作る人が落ち着いて
食べられる時にはちょっと冷めてるのが難点

でも作ったものをきれいに食べ尽くしてくれると
嬉しいですね。
次男はめんつゆも飲み干してしまいました(^ ^;)

もし私が大金持ちだったら、ちゃんとした日本食レストランを
サン・セバスチャン辺りでプロデュースしたいくらいです。
いつも書いてますが
どなたか和食レストラン、焼き鳥屋、または居酒屋を
バスク地方に作って下さいませ!

八重咲きインパチェンス

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ゼラニウムと並んでスペインではベランダで良く見かける
インパチェンス

一重のもの、八重のもの、色数も多いので
好みに合わせて選べます。
色の混ざり具合が「ツボ」(笑)だったこの八重咲きのもの
花屋の中で少ししおれ気味だったので
買って来てすぐにプランターに植え替えて
たっぷり水をかけたらすっかり元気になりました。

どんどん新しい蕾も出てくるので、夏の間かなり楽しめる種類
ですが、うっかり水やりを忘れると一気に「ぐったり」
してしまうので注意が必要です。
ベランダには色々と花が増えつつあるので
う?ん、旅行に出かけにくい状況になってきました。
自分のせいですけどね(苦笑)

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フランス・バスクの街 1

BIARITTZ(ビアリッツ)
スペイン・フランスの国境から車で30分程度

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夏の午後はこんなテラスで冷たい物でも飲みながら
お友達とのんびりおしゃべりして過ごしたいものです。
パリから国内線が飛んでいる空港もあるビアリッツ
7,8月になるとホリデーを過ごす人達で賑やかになります。

街のいたる所が「絵」になるので、これからも機会があったら
写真をご紹介しますね。街並みやビーチもそうですが
普通の住宅地の路地もさり気なく素敵なんです♪

近いのでいつも午後からチラッと出かけるくらいで
街のほんの一角しか見られなくて物足りないのですが
ホテルやペンションなども多いはずなので
できたら泊まってじっくり散策してみたいですねぇ。

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1枚目の写真のテラス、道路の下がこのビーチなんです。
こじんまりしてていい感じでしょ?
ホテル所有でもなんでもないので、自由に出入りOK♪
お弁当を用意して家族やカップルで来るのも楽しそう。
難点は・・脱衣所やシャワーがなさそうなとこ(苦笑)

でも、こちらの人達はバスタオルを巻いて
ササッと着替えますし、そんなことは気にならない様子。
近くに泊まってる人は「ホテルに戻って
シャワー浴びるからいいや」って感じです。

7月に入ったら、このビーチも人で埋まりそうですが
ビアリッツには他にも数ヶ所もっと大きなビーチがあるので
皆適当な所を見つけて、老若男女、ひたすら日光浴をしたり
サーフィンをしたり、ボール遊びをしたり
砂にお父さんを埋めたりして(笑)
それぞれ好きなことをして楽しむのでしょう。

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日暮れ前に虹が出ました。
薄いですが画像真中あたりにも1本、見えますか?

家のバルコニーから身を乗り出して撮りましたが
虹の大半は家に遮られて見えなかったのが残念。

バスク地方は
最近湿気も多くて、日本の梅雨のような天候です。

バスクの馬

26c0038d.jpg


スペイン側のバスクでは、POTORO(ポトロ)と呼ばれている
小型の馬です。ポニーよりもずっと小さいんですよ。
普通の馬と比べると頭の大きさや足の長さなど
ちょっとバランスが悪いですが、それもご愛嬌。

この画像の馬はもうすぐ出産予定かな。
生まれる子馬はさらに小さくて、きっと可愛いでしょうねぇ。

性格はとてもおとなしくて、この時も頭をなでさせてくれました。
思ったより毛はやわらかかったです。

バスクを旅行される方は、山間部に行けば羊はもちろん
この小さな馬達にも会えるかもしれませんよ。

珍味 ペルセベス

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ガリシア地方出身のお隣さんからいただきました。
percebes(ペルセベス)

日本では、亀の手・烏帽子貝という名前で出まわっている
そうです。見かけはグロテスクですが(笑)
歯ごたえがあって、カニ・エビ・他の貝とも微妙に違う味が
なかなかおいしいのです。
ビールや白ワインのおつまみにピッタリ!

これがなかなか高価なのですよ。
水温が低い海辺で、荒波が打ち寄せるような岩場が
最適の繁殖地だそうで、養殖にも向かず
漁に出る人達が命綱をつけて危険な目にあいながら
採って来るものなので。

いきなり目の前に出されたらどうやって食べていいか
迷いますよね。爪のような部分の根元を押さえてひねると
外皮がむけるので、その皮の部分をはずして
中身を食べます。

ちょっと前にTVでベッカムのインタビューを見たのですが
「スペインの食べ物で何が好きですか?」と聞かれて
「え?と、パエリャ・・ん?、ハモン(生ハム)
それからぁ・・ペルセベス」と答えてましたよ。

草原に羊

70849cf0.jpg


バスク地方といえばこの風景です。
なんとものどかです(笑)

ここに映っている白壁の家は農家ですが
その農家を改装したレストランやペンションも
結構ありますし、山間部に土地を買って家を新築
する人もいます。

普段の生活には街中が便利ですが
たまにこんな所へ来て食事をしたり、泊まったりすると
「命の洗濯」ができそうです。
かすかに動く物体は、ひたすら草を食む羊達だけ
聞こえるのは羊が付けているベルの音だけ

他に雑音が全く無いので、遠く離れた家の外で
話している人達の声が聞こえたりします(笑)
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サン・セバスチャンでピンチョス三昧とバル巡り、ビルバオで美術館と近代建築見物、サン・ジャン・ド・リュズやビアリッツで優雅にショッピング、海に山にお楽しみ色々。バスク旅に役立つ情報を現地からお届けします。
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