チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

2008年04月

サン・セバスチャン散策-GROS篇 2

ピンチョス三昧のひととき

サン・セバスチャンでは、胃袋と財布の中身が許す限り
お酒だけではなくてピンチョスのはしごが楽しめます!

この日私たちはまずGROS地区の2軒からスタートすることに。
今でこそほとんどのバルでピンチョスが楽しめるように
なりましたが、この2軒がピンチョス発祥の店なのだそうです。

海岸沿いの通りからGeneral Artetxeという通りに入ります。

Bar Bergara/バル・ベルガラ(General Artetxe 8)
https://www.facebook.com/BarBergara

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店内に入ると、まずカウンターに並んでいるおいしそうなピンチョスに
圧倒されます。カウンターに置いてあるのはfrios(冷たいピンチョス)
calientes(温かい)のピンチョスメニューはカウンター内の黒板に
書いてあります。

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この店に来ると必ず食べるのがホタルイカのピンチョまたはボカディーリョ。

ピンチョは、スライスしたバゲットの上に甘くなるまで炒めたタマネギと
ソテーしたホタルイカが3個乗っています。
ボカディーリョ(バゲットのサンド)には同じ具がもっとたくさん
挟んであるわけですが、イカのサンドがそんなにおいしいものだとは
このBARで初めて体験したのでした。

焦げてはいないのだけど、茶色くなるまでしっかり炒めたタマネギの
甘味とイカのコンビネーションが絶妙!なのです。

1軒のBARに落ち着いてそこのピンチョスをじっくり味わう
(BARによってはピンチョスのおすすめコース-デグスタションを
用意しているところもあります)のもいいけれど
今日は「はしご」が目的なので1軒につき1,2個で次へ。

同じ通りを少し先へ進むとBerminghamという通りに繋がっています。

BAR Alona Berri/バル・アロニャ ベリ (Bermingham,24)
http://www.alonaberri.com/

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カウンターに並ぶ代表的な2種類のピンチョス。
どちらもコンクールで賞を獲ったものです。
ミニチュアアートのようなプレゼンテーションにまず惹かれます。

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一番奥のピンチョは Delicia de Ulia(ウリア山のごちそう)

車海老とアボカドの包み焼き+ポロ葱ソース添え
あっさりしてます。

写真はありませんが、他に殻を器にしたウニのスープも
ウニの味が凝縮されたクリーミーな逸品です。

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Tobogan de mar(海の滑り台)

アジ、赤ピーマン、黄ピーマン、小タマネギ、ズッキーニ
茄子、ポロ葱、イクラ、乾燥黒オリーブ、パンジーの花弁
マーガレットの花弁、チャイブ、りんご、乾燥オレンジ
マルドン・シーソルト、バニラ、ハチミツ、バルサミコ酢
ナッツ類のオイル、ロースト時にピーマンから出た焼き汁

この一口で一瞬にして食べられそうな大きさのピンチョスに
これだけの材料と手間をかけるとは!

てまひまかけただけあって本当に納得できるおいしさです。

「滑り台」はポロ葱の白部分をサッと素揚げしたのでしょう。
パリッとしてます。


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Chipilon en Equilibrio(バランスのとれたホタルイカ)

カウンターの見本と比べて位置がズレてますが(^ ^;)
おもしろいネーミングとプレゼンテーションですね。

これは同行者の一人があっという間に食べてしまったので(苦笑)
味見できなかったのですが、グラスの横に添えてあるキューブ状
のものは魚介ソースで炊いたライスにカラメルソースをのせたもの

ホタルイカの中にはよく炒めた小タマネギが詰めてあって
「最後に飲んでください」とウェイトレスさんが言った
グラスの中の液体は「イカとタコとマティーニのカクテル」
だそうです。どんな味???

さて、幸先良い(?)スタートの後、私達はGROS地域から
サン・セバスチャンのパルテ・ビエハ(旧市街)に向かいました。
10分くらい歩くのでちょうど消化にもいい感じ。

そして狭い通りの両側にバルがひしめきあう「ピンチョス天国」
フェルミン・カルベトン通りになだれ込みます。

きっと人それぞれお気に入りバルやピンチョスがあると思いますが
私達のこの日のお目当てはBORDA BERRI(Fermin Calbeton,12)の
フォアグラのソテー+りんごのピューレ添え。

フォアグラのソテーはあちこちで出されますが、ここのものは
外がカリカリ、中はトロ?リと完璧な焼き具合で
ハチミツも加えてあると思うんですが、りんごの甘酸っぱさとも
めちゃくちゃ合いますハート

飲み物は迷いなく赤ワイングラスをオーダー。

すでに腹持ちも良くなってきてたのですが、遠く日本からの
お客様連れでせっかくなので、あと3軒まわりました。

この日は金曜日ということで、賑わってはいてもバル内には
少し余裕がありましたが、土・日は(特に人気店)はぎゅう詰めに
なるので週末に行かれる場合は、早めの時間帯がおすすめです。

おいしい食べ物、飲みもの、仲間との楽しい会話
サン・セバスチャンの人達はそれが何よりの娯楽なのでしょう。

私も異議ありません(^-^)

サン・セバスチャン散策-GROS篇 1

昨日は快晴で気温が一気に上がりました。

お友達との待ち合わせでサン・セバスチャンのGROS(グロス)
という地域に出かけました。

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Zuriola(スリオラ)ビーチ

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写真では穏やかに見えますが、実際はもっと波が高く
サーフィンを楽しんでいる人達がかなりいました。

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昔このビーチは岩がごろごろ転がったところで、砂浜はほんの一部
だったのですが、大量の砂を投入して作られた半人工のビーチだそうです。

ラ・コンチャビーチのほうが砂はもっときめ細かいそうですが
アクセスの便利さもあってか、このスリオラビーチとその界隈も
いつも多くの人達で賑わっています。

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ビーチ側から見たKursaal
コンサートや演劇、展示会、会議etc.各種イベントが催される施設です。

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建物の裏側は大きな広場になっていて、日光浴をしたり
散歩したり、犬を連れていたり、誰かと待ち合わせていたり
スケートボードをしたり、自転車に乗ったり、、、
それぞれの楽しみ方で憩う場所になっています。

ウルグル山(Monte Urgllu)の影に日が沈むとかすかに海風が
吹いてきて少し肌寒くなってきました。

ちょうどBARのカウンターにピンチョスが並ぶ時間帯。
GROS地域には特にピンチョスで有名なBARが2軒あります。
そちらへ向かうことにしました。

レストラン マムチャル

オンダリビアのレストラン・マムチャル

Pen5/1号のオンダリビアのコーナーに小さくですが
お気に入りレストラン・マムチャルの紹介が載っています。

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Mamutzarは、バスク語で「年老いた幽霊」という意味で
名前の由来をオーナーのイグナシオさんに尋ねたのですが
自分が引き継ぐ前からその名前だったそうです。

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築500年にもなる建物の中は、とてもアットホームな装飾で
いつ行っても心がやすらぐ空間です。

↓これは2階のスペース。

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↓この階段を降りて右のところにトイレがあります。

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日替わりメニューは、デザート・コーヒーもついて11ユーロ。
物価急上昇のおり、他のレストランと比べるとお手頃で
日本人の口にあい、胃の大きさにもあう程度の量の料理は
どれもおすすめです。

以下は、日替わりメニューではなくて一品ずつ頼むメニューに
入っているものです。

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cogollo(コゴヨ)のサラダ

普通のレタスよりもっと固めで少し苦味のあるcogolloに
刻んだ生ハム、アンチョビーとオリーブ入りドレッシングが
絶妙にマッチした超おすすめサラダです。

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ホタルイカの2色ソース添え

ホタルイカの墨煮+ピーマンソース
彩りもきれいなこのソース、とても軽くクリーミーで
ピーマン嫌いが返上できるかもしれないおいしさですよ。

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鴨肉のポピエタ+マッシュポテト+グリーンピース添え

フォアグラを鴨肉で丸く包んだポピエタ
エヴァさんによるとメニューの中では一番手がかかるそう。
お肉好きの方はお試しください。

他にもあんこうの温サラダや仔羊肉のステーキ他
おいしいものが色々。

日替わりも一品もみんなシェフのエヴァさんオリジナルのレシピです。
かなりの数の品目になるのですが、新しいレシピを考えたり
創り出したりするのが大好きという彼女だからこそ、気負いの無い
軽く食べられるおいしい料理をレベルを下げることなく継続して
提供できるのだろうなと思いました。

今までに出してはみたものの人気が無くてやめた品はあるのか
尋ねてみると「ある時期注文が入らなくても、またすぐ頼む人が出るから
やめたものはありませんね」とのことでした。

高級グルメ店でもなく、田舎料理店でもなく、独自のポジションに
位置するこのレストラン。オンダリビアの旧市街、ちょっと入り込んだ
場所にあります。知合いの家を訪ねて行くような感じで
時々顔を出さずにはいられない場所です。


RESTAURANT MAMUTZAR

C/ Del Sol,8   スペイン語
(Eguski Kalea,8) バスク語

Tel.943645032

定休日 火、日曜夜

Penバスク特集号 完全保存版

Pen 5/1号 バスクの旅へ

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こちらのサイトでは内容を少しだけ「ちょい読み」できます。

今回、一部ですが取材のお手伝いをさせていただきました。
バスク関連の取材、コーディネート、通訳などについては
どうぞお気軽にお尋ねください。


青から紫、濃紺へと変わっていくグラデーションが美しい
夕暮れ時のビルバオの空をバックにシルバーに輝く
チタン材の壁が映えるグッゲンハイム美術館。

他にもバスク各地の素敵な写真満載ですが
今回主にスペイン側バスクの写真を担当されたのが
バルセロナ在住のドキュメンタリーフォトグラファー森本徹さん。

Toru Morimoto(オフィシャルサイト)

世界各地に渡って活動中の森本さんですが、バスクにはすでに
繰り返し足を運んでいるそうです。

サイトのギャラリーでは、バスクの風景や生活する人々の
様々な表情をモノクロームの写真で見ることができます。


満開の桜

日本の桜はもう満開の時期を過ぎたころでしょうか?

バスクにも桜の木は植えてありますが、大半が八重桜で
ソメイヨシノはたまーに見かける程度。

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八重桜 4月8日 VITORIA(ビトリア)旧市街地で

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桜が咲くと、満開の木の下に立って上を見上げたくなります。

春が来たのを実感できるひとときです。

雑誌Pen バスク特集号

本Pen5/1号(4月15日発売)で「バスクの旅へ」というタイトルで
50ページにわたり特集が組まれました。

単に街並みの写真やホテル・レストランの紹介だけではなく
色々な視点・テーマからバスクの各地を総合的に見ていく企画です。

これからバスクのことを知りたいと思う方、すでにご存知の方
訪れた方にも興味深い内容と写真の数々が盛り込まれています。

スペインからフランスへ、国境を越えて

・ビルバオ
・ゲルニカ
・サン・セバスチャン(ドノスティア)
・オンダリビア

・サンジャン・ド・リュズ
・ビアリッツ
・サン・ジャン・ピエ・ド・ポル
・サン・ペ・シュル・ニヴェル

など、各地の見所が紹介されます。

スポーツ、アート、音楽、料理、各分野の第一人者へのインタビュー
さっと学べる歴史年表&MAPなど

「バスクって何?どこ?」「バスクに行ってみたい」という方にも
さらに身近に感じていただける内容になっています。

公式サイト、アマゾン共「男のためのハイクオリティ・マガジン 」
とありますが
バスク特集は女性の方にももちろんお楽しみいただけると思います。

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