チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

2011年06月

オンダリビアの中世祭り+支援活動

AYUDA-JAPON-p

オンダリビア在住の由紀子さんから、書道のチリンギート(屋台)を出すので
そこで支援バッジを売りたいというお話を10日(金)にいただいて
急遽バッジを持って私も参加させていただきました。
11日(土)12日(日)共、驚くほどの人手で賑わいました。

ピーク時には広場と屋台の通路が全て人で埋まるほどでした。

feria2

おもしろいことに、適度に人波が屋台の前を流れて行っていても
依頼を受けたゆきこさんがいったん筆を持って字を書き始めると屋台を取り囲むように
いっぺんに人垣ができるのです。

みんな結構興味あるのですねぇ。

スペイン名、バスク名に漢字を当てて書いてたのですが、それを遠巻きに見ていた
10歳ぐらいの男の子グループが 「中国語でなんか書いてる」とクスクス笑ってたので
「似てるけどね、ちょっと違うのよ」と話しかけてみました。

「何の為にこれやってるの?」と聞かれたので地震・津波被害の写真を見せながら

「地震と津波でね家も工場も壊れて、住む所も仕事も無くなった人達がいるから
お金を集めて日本に送るの」

「ここ(オンダリビア)は大丈夫(地震・津波の心配も無いと言いたいのでしょう)」

「そうね、大丈夫だから手伝おうと思ってね、早く家を建てられるようにね」

その子は腰に手を当てて、まじめな顔になって頭を捻っていました。
2、3ユーロのバッジを売ってるくらいで家が建つわけない
再建するのは大変だ、とわかってくれたのでしょう。

別のにきび面のティーネージャー男子グループも遠巻きに書道を眺めながら
「どうせわからないと思って適当に書いてるんじゃないのか」と冷やかしてたので

「あれはイニャキって、漢字って書き方で書いてるの」と突然話を振ると
照れくさかったのか、各自あちこちに目線を逸らせながらも説明を聞いてくれました。

その後は彼らを放って他の人の応対をしていると、そのうちの一人がじゃらじゃらと
小銭を募金箱に入れてくれました。

由紀子さんが「あら~、なんていい子なんでしょう」と言うと
照れながらそのグループは去って行きました。

3年前からこのお祭りに参加している由紀子さん・ウベルカ夫妻は
山に竹を切りに行って、ノレン風の生地も縫ってすべて手作りでこの屋台を作り上げたそうです。

今日の書道の収益も全て募金へ回してくださいました。
ご協力本当にありがとうございます。
アレハンドロとかベロニカとかガブリエラなんて名前に字を当てるのなかなか大変でしたね(笑)

二日分のバッジの売上げと書道の収益は、合計605,87ユーロになりました。
既にBBVA銀行の専用口座に送金済みです。

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銀行の窓口で名前をPIKAと誤記されてますが(苦笑)

オンダリビアの中世祭り2 Mercado Medieval de Hondarribia 2


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これはエスニック雑貨のお店ですね。出店は絶対「中世風」じゃなくてもいいんですね(笑)

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ギプスコア広場

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このお祭りの楽しいところは、数多く並ぶ出店をひとつひとつ眺めることと
旧市街のあちこちで行われるアクティビティーの数々
(チェス大会、アーチェリー、陶芸、ガラス細工、鷹匠etc.)

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そして至るところで遭遇する大道芸人達が雰囲気を盛り上げてくれます。

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バスクでは昔ながらの民族楽器(特に吹奏楽器)が今も使われていて、その音色は
こんな服装で演奏されても全く違和感がありません。

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きっと中世時代のオンダリビアの街角でも似たようなメロディーが聴こえてたのでしょうね。

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小さな子どもから若者、家族連れ、カップル、年配の人達まで全世代の人達が楽しめる
この街の文化イベントに急遽参加することになりました。

つづく

オンダリビアの中世祭り1 Mercado Medieval de Hondarribia 1

6月10日(土)と11日(日)の二日間、オンダリビアで中世風のマーケット祭りが
開かれました。

DSC_0070-p

右の建物はオンダリビア町役場です。
旧市街のあちこちにこのような「中世風」の装飾が施してありました。

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パラドール(城をホテルに改装した施設)前やギプスコア広場を中心に
細い通りにも様々な店が並んでいました。

parador

パラドール前広場(La plaza de arma)

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ピーク時にはこの通路が人で埋まって向こう側の店が見えなくなるほどの賑わいでした。
毎年このお祭りが楽しみでオンダリビアにやってくる常連さんもかなりいるようです。

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歩き疲れたらこんなカフェでひと休み

つづく

夏の始まり

気温もぐんと上がってきて夏らしい天気になってきました。

店頭には旬の果物が色鮮やかに並べられています。

こちらでは杏や桃系の果物の種類がけっこう多いのですが、桃は果肉が赤みを帯びたものか
黄桃が主流で、水分と甘みの多い日本の白桃タイプはないのがちょっと寂しいのです。

paraguayo-p

それでもこのparaguayo(またはparaguaya)は、その日本の白桃に近い味がします。

このぺちゃんこになった感じの形がなんとも可愛らしいですよね。

名前からしてパラグァイ原産なのかな?とずいぶん前のブログ記事に書きましたが
どうやら中国原産種らしいです。

この桃が店頭に並び始めて味もおいしくなってくると、夏が来たなと実感できます。


そしてもうひとつ私にとって「ああ、今年もまたこの季節がやって来た」と肌で感じるのは
街のフィエスタのパレードの練習でtxilibito(チリビート)と呼ばれる甲高い音を出す小笛と
太鼓のリズムが通りから聞こえてきた時。

ensayo-san-miguel

イルン市のサン・マーシャル祭のメインパレードは6月30日にありますが
6月20日には各地区毎の予行演習が開始されます。

これが20、21、22日と3回行われ、23日から正式にサン・マーシャル祭ウィークの始まりで
連日色々な行事、儀式、イベント、コンサートなどが続きます。

お祭りの様子については過去記事をどうぞご参照ください。

サン・マーシャル祭 2007

サン・マーシャル祭 2008 パレードの動画

フェルナンドさんの絵

東日本大震災の被害の様子を見て心を痛めたというフェルナンド・マドネスさんが
日本を思って描かれた絵のデータを送ってくださいました。

フェルナンド・マドネスさんはバスク大学で美術の講師をなさっていて
浮世絵の技法を使った版画などの講義もされています。
ビルバオ在住の山下さんのお知り合いということやご自身が日本美術への関心が深いこともあって
日本を身近に感じていらっしゃるそうです。

IMGP3313-J3 16X30CM

IMGP3348-J5 65X92CM

多くの人々と同様にフェルナンドさんもまず被害の様子を伝える映像に衝撃を受け
やがて悲しみに沈み、その後日本の人々への連帯の気持ちを表わすことを考え
絵を描かれたそうです。

お心遣い感謝致します。ありがとうございました。

Queremos agradecer a Sr.Fernando Madones por su sentimiento hacia Japón.

Muchisimas gracias.

サン・ファンの夜 La noche de San Juan

今夜は夏の到来を告げるサン・ファンの夜

夕方になると外から焦げ臭い匂いが漂ってきます。

スペイン各地で厄除けのため不要になった木材などで焚き火をして
その周りに大勢の人達が集まって、中には肝試しさながらに
煌々と燃え盛る焚き火の上を跳ぶ人達もいたりして賑やかな夜を過ごします。

地中海側の都市バレンシアやアリカンテのビーチには十万人を越す人達が集うそう。
飲み物やバーベキューでいくつもの宴が繰り広げられるようです。

バルセロナではビーチでの焚き火が禁止されたとかで、一部道路を通行止めにして
交差点に焚き火用の木材が積まれてる様子をニュースで映していました。

バスク地方でのサン・ファンの夜の様子、こんな動画がありました。



学校は夏休みに入り、これからスペイン各地で次々に街のフィエスタが始まる季節になります。

ビルバオでチャリティーリサイタル

6月3日(金) 

recital1

再びビルバオ市のConservatorio De Música Juan Crisóstomo Arriagaにて
ギターの神成とおるさんとピアノのルミニタ・ドゥカさんによるリサイタルが開かれました。

recital2



この日も会場には地元の音楽ファンの皆様や在住日本人の方々が大勢お越しになりました。

当日は入場料は無料ということでしたが、多くの方々に募金やバッジ購入で
ご協力をいただきまして、総額は459.54ユーロになりました。

素敵な演奏でご協力いただきました神成さんとドゥカさんのお二人も
本当にありがとうございました。

Queremos agradecer a todas las personas que participaron
y que vinieron al concierto.

Muchicimas gracias!!



折々のイベントと併行してバッジ販売と募金協力をいただいている、ゲルニカの池口さんの
日本レストランTaberna Ikegutxi、ビルバオの和雑貨店Akari、寿司店SUMOでの
バッジ売り上げと募金(5月分)は合計693.58ユーロになりました。

池口さんにはバッジ販売開始当初から多大なご協力をいただき、本当に感謝しております!

6月10日の時点で日本の支援金口座には4,000ユーロ(463,366円)入金されています。
7月送金時には50万円を越しますので、その時点で一旦50万円をJF福島漁連に送金予定です。
もうしばらくお待ち下さい。

日本バスク友好会 La Sociedad Vasco Japonesa

私たちの気持ち

サン・セバスティアンで日本語を勉強している皆さん(坂井由紀子さんの生徒さん達)が
こんなビデオメッセージを作ってくれました。




その気持ちがとてもうれしいですね。皆さんどうもありがとうございます。

Los alumnos de Yukiko Sakai expresan sus sentimientos hacia Japón.
Muchisimas gracias.

さくらんぼの実る頃

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6月のバスクといえばさくらんぼの季節です
今が正に旬なのです。

フランス側バスクのItxassou(イッツァス村)は黒さくらんぼの産地として有名で
毎年この時期にさくらんぼ祭りが開かれます。

スペイン側バスクでは特にさくらんぼ栽培に力を入れている街もなくイベントもありませんが
幸いこの時期においしいさくらんぼのお裾分けにありつけるのでそれが楽しみ

camino

常に緑豊かなバスク地方ですが、今の時期は特にご覧の通り辺り一面緑に覆い尽くされています。

春にきれいな花を咲かせ、たくさんの実をつけても、一日大雨や雹が降ってしまえば
さくらんぼは台無しになってしまいます。

cherry-tree2

今年は幸い好天が続いて、実が熟すまでに雹も降らずに済んだのでご覧の通り大豊作です。
少しくらい野鳥に食べられても平気です。

このさくらんぼの品種名がわかりませんが、甘みの強い濃厚な味の黒さくらんぼと比べると
少し甘酸っぱく爽やかな味がします。

さくらんぼの季節が短いのと同様、摘んだ後は痛まないうちに早く食べないといけません。
その日の朝に摘んで箱に入れられていたさくらんぼより、幹にかけた梯子に上ってその場で摘んだ
さくらんぼのほうが遥かに美味しかったです。

cherry-p3

自然の恵み、太陽の恵み。

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さくらんぼが終われば杏、梨、イチヂク、キーウィ、葡萄、レモン、オレンジが後に続きます。

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小ぶりなりんごは既に少し色付いていました。
秋に実るシドラ用の品種ではないのでしょうね。

ギプスコア広場での支援活動 Rompeolas 2011

5月29日(土)

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サン・セバスティアン市は、Capital Europea de la Cultura 2016(ヨーロッパ文化首都2016)
に立候補している関係で様々な文化活動に力を入れていますが
5月27、28、29日の3日間に渡ってRompeolas 2011 というカルチャーイベントが催され
街のあちこちで各種アクティビティーが行われました。

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http://www.rompeolas.eu/que-es-rompeolas/

その中のギプスコア広場の一角を提供いただいて、有志の方々と共に募金活動などを
行いました。

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幸いお天気も良く、イベントのために立ち寄ってくださった方も、散歩コースで通りがかった方も
足を止めて支援活動についての話を聞いてくださったり、募金にご協力下さいました。

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小さい女の子もお母さんと一緒に募金してくれました。

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“Olas de energía ciudadana”(市民エネルギーの波)というのがスローガンの文化イベント
ということで、集まってくださった皆さんと一緒に折鶴を折ったり

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和雑貨の抽選会を行ったり

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子供達に紙芝居「桃太郎」をバスク語で披露したり

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漢字を当てて毛筆で皆さんの名前を書いてさしあげたり
11時の開始から14時半の終了まであっという間に時間が過ぎて行きました。

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以前の記事にも書きましたが、イベント時に折っている折鶴は被災地に送る為のものではありません。
支援活動時にこちらバスクの方々との交流の糸口になったり、募金をお願いする際の媒体として
使用しております。

今回も大勢の皆様のご参加ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
当日の募金・支援バッジ売上げの総額は 合計 510.43ユーロ+¥10,000 となりました。
(既に日本バスク友好会の口座へ送金されています)

Queremos agradecer a todas las personas que participaron
y que vinieron a La Plaza de Guipuzcoa.
Muchicimas gracias !!

La Sociedad Vasco Japonesa entregara toda la recaudación
a la cofradia de los pescadores de Fukushima.
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