バスクに住んで良かったことは「食べ物がおいしい」これに尽きますが
それでも毎日の家ごはんとなると何を作るか悩みます。
昨日はスーパーで鮭の切り身パックをまず買い物カゴに入れてたのですが
鮮魚コーナーで氷の上に並んでいた鱒を見て心変わりしました。
久しぶりにこれを焼いてみよう。
以前ナバラ地方の小さな町に住んでいた頃、時々近隣に出かけてレストランで食事すると
「trucha con jamon al horno」 お腹に生ハムを挟んだ鱒のオーブン焼きがどこのメニューにも
載っていて、私は他所にも普通にあるもんだと思っていたのですが
それはナバラ北部、主にビダソア川流域で良く食べられる料理だったようです。
作り方はいたって簡単。
きれいに処理された鱒のお腹に生ハムを挟んで、オリーブ油・白ワイン・レモン汁・塩を適度にかけて
ニンニクを添えてオーブンで焼くだけ。
before
お腹からはみ出てるのは生ハムです。臓物ではありません。
after
油分はけっこうありますが、わりと淡白な味でそれほど臭みもなく、炊き立てのご飯にもあいます。
ナバラ風の料理ですが、私はこれにポン酢しょう油をかけて食べました。
ナバラ在住の方の情報によると、Elizondo近くにとてもおいしい鱒料理が食べられるレストランが
あるそうで、一度行ってみたいと思っています。