Urte berri on (ウルテ・べり・オン-バスク語で新年おめでとう、の意味です)
2012年になって1月ももう半分以上過ぎてしまいました。
不定期な更新ですが本年もどうぞよろしくお願い致します。
地中海側の一部の地域を除いてスペインも全国的に冷え込んでいます。
今シーズンは記録的な雪不足に悩まされていたスキー場にもやっと自然の雪が
降り積もり始めたようです。
寒いときに作って食べたくなるのが豆煮込み料理。
alubias(アルビアス-いんげん豆)
日本の煮豆料理は甘みがありますけど、スペインのはチョリソや豚肉の塊なんかを入れたこってり塩味です。
いんげん豆(albias)の煮込みはバスク地方ではソウルフード的な家庭料理らしく
以前に見たNHKのバスク特集番組で「あなたの一番好きなバスク料理は?」
と尋ねられた地元の人達全員(有名シェフ、一般人含めて)が「alubias」と答えていました。
「おふくろの味」って感じなんでしょうね。
バスク地方ではトロサという街の黒いいんげん豆が重宝されていますが
黒、白、赤と種類がある中で今回はこのalubia pinta というのを煮てみました。
煮る前は白っぽくて斑が入ってるのに調理すると徐々に消えていくのがおもしろいです。
日本ではうずら豆とか虎豆と呼ばれている種類のようです。