21日(土)はお天気が良くなりました。
その日映画祭と地元サッカーチーム、レアル・ソシエダの試合が重なってサン・セバスチャンの
旧市街はもの凄い人出でした。
夜には是枝監督の「そして父になる」のプレミア上映があり、監督と福山雅治さんが
会場のビクトリア・エウヘニア劇場入り口まで敷かれたレッドカーペットを歩いて来られ
集まった人達からの声援に笑顔で応えていらっしゃいました。
開催期間中この日の一夜しか行けませんでしたが、先の記事で少しご紹介しましたCINEMA CARAVAN
に行ってきました。旧市街のトリニダード広場で開催されていたのですが、この入り口から一歩中に入ると
サン・セバスチャンにいるとは思えないような不思議な空間が演出されていておもしろかったです。
http://cinema-caravan.com/2013/06/1777
縁日を思わせるような本格的なスタンドが設置されて、ミニそば、焼きそば、たこ焼き、日本酒が
提供されていました。その日会場のスクリーンでは「千と千尋の神隠し」がスペイン語吹き替え・バスク語字幕
で上映されていました。その後ライブミュージックやDJと夜遅くまでアクティビティは続きました。
別の日には是枝監督や箭内道彦さんのトークショーもあったそうです。
9月25日(水)には、上戸彩さん主演の映画「武士の献立」がワールドプレミア上映されました。
「武士の献立」公式サイト
http://bushikon.jp/
サン・セバスチャン国際映画祭には2011年よりキュリナリー部門(「食」に関する映画の
コレクション)が設けられていて、今回は「武士の献立」も招待作品として上映されました。
上映後の舞台挨拶では、朝原監督に続いて上戸さんがバスク語とスペイン語を混ぜたご挨拶の後
「美食で知られるサンセバスチャンでお披露目ができてうれしく思います」と述べられました。
その後はバスク・キュリナリー・センターで、映画「武士の献立」にオマージュを捧げた特別ディナーが
開催されました。
バスク・キュリナリー・センターは、食について総合的に学べる教育施設で、4年生の大学
としても認可されています。こういう特別な食イベントも随時開催されています。
キュリナリー部門の映画鑑賞後にディナーというイベント、一昨年から始まっ
今回もあっという間にチケットが無く
映画所縁の地、金沢・銭屋の高木慎一朗氏のコラボレーションによるメニューを
およそ100人の招待客が堪能しました。
当日の詳しい様子やディナーの写真などは、映画「武士の献立」公式サイトに掲載されています。
http://bushikon.jp/news/
こちらの動画では、当日の厨房の様子が見られます。
こういうディナーの時はチーム全員の集中力と連携力、リーダーの統率力が功を成すのでしょうね。
Restaurante Alameda. Zinemaldi13 from restaurante alameda on Vimeo.
今回は、映画祭参加の「武士の献立」チームの現地コーディネーター・アテンド通訳として
お手伝いさせていただきました。
上戸さんも周りのスタッフの皆さんも素晴らしくプロフェッショナルな方々で
とても勉強させていただきました。
これからプロモーションで露出が増えると思います。
日本での公開は12月14日、もう少し先ですが素敵な映画ですのでぜひご覧ください。