ガリシア地方出身のお隣さんからいただきました。
percebes(ペルセベス)
日本では、亀の手・烏帽子貝という名前で出まわっている
そうです。見かけはグロテスクですが(笑)
歯ごたえがあって、カニ・エビ・他の貝とも微妙に違う味が
なかなかおいしいのです。
ビールや白ワインのおつまみにピッタリ!
これがなかなか高価なのですよ。
水温が低い海辺で、荒波が打ち寄せるような岩場が
最適の繁殖地だそうで、養殖にも向かず
漁に出る人達が命綱をつけて危険な目にあいながら
採って来るものなので。
いきなり目の前に出されたらどうやって食べていいか
迷いますよね。爪のような部分の根元を押さえてひねると
外皮がむけるので、その皮の部分をはずして
中身を食べます。
ちょっと前にTVでベッカムのインタビューを見たのですが
「スペインの食べ物で何が好きですか?」と聞かれて
「え?と、パエリャ・・ん?、ハモン(生ハム)
それからぁ・・ペルセベス」と答えてましたよ。
キャビアとかフォアグラとか、見た目はどうってことない
けど「高級品」っていうイメージが既に定着してると
皆ありがたがりますよね。
最初に普及させた人達はどんな努力をしたのかな。
商品名は「ペルセベス」でグラスに盛ったやつを
ベッカム&ビクトリア夫妻がパーティー会場で
招待客達に勧めるっていうベタなCFはどうでしょう(笑)