SIDRERIAのオーナーまたは従業員の誰かが
「チョ??ッチュ!」という呼び声を発すると
それは「今から樽の栓を抜くので、飲みたい人はどうぞ」
という合図。
それまで分厚いステーキや鱈のオムレツなどを
ガツガツと食べていたお客サン達が自分のグラスを片手に
わらわらと樽の前に並びます。
こうやって自分のグラスに適量うけた後は
ササッと後ろの人に場所を譲らなければいけません。
ここでもたつくと足元や服がびちょびちょになることも(^ ^;)
SIDRERIAでのSIDRAの料金は固定制で、「チョ??ッチュ!」
の合図があれば、その度に並んで好きなだけ飲めます。
ボトルを横においてじっくり飲みたい方には向かないシステム
かもしれませんが、皆でわいわいやりながら飲み食いする
バスクの雰囲気を楽しんでみたい方にはおすすめの場所です。
シドラの注ぎ方って、瓶からでも樽からでも
「濡れて当たり前」って感じの豪快さですよね(^ ^;)
SIDRERIA常連のおじさん達の列は馴れたもんで
スイスイ順番が進んでいきますが、私が入ると
きっとリズムが崩れると思います。
アンダルシアのヘレス酒(そちらではマンサニーリャと
呼ぶんでしょうか?)を柄の長い小さな柄杓で
専用の細いグラスに注ぐ、あの動きは華麗ですよね。