AYUDA-JAPON-p

オンダリビア在住の由紀子さんから、書道のチリンギート(屋台)を出すので
そこで支援バッジを売りたいというお話を10日(金)にいただいて
急遽バッジを持って私も参加させていただきました。
11日(土)12日(日)共、驚くほどの人手で賑わいました。

ピーク時には広場と屋台の通路が全て人で埋まるほどでした。

feria2

おもしろいことに、適度に人波が屋台の前を流れて行っていても
依頼を受けたゆきこさんがいったん筆を持って字を書き始めると屋台を取り囲むように
いっぺんに人垣ができるのです。

みんな結構興味あるのですねぇ。

スペイン名、バスク名に漢字を当てて書いてたのですが、それを遠巻きに見ていた
10歳ぐらいの男の子グループが 「中国語でなんか書いてる」とクスクス笑ってたので
「似てるけどね、ちょっと違うのよ」と話しかけてみました。

「何の為にこれやってるの?」と聞かれたので地震・津波被害の写真を見せながら

「地震と津波でね家も工場も壊れて、住む所も仕事も無くなった人達がいるから
お金を集めて日本に送るの」

「ここ(オンダリビア)は大丈夫(地震・津波の心配も無いと言いたいのでしょう)」

「そうね、大丈夫だから手伝おうと思ってね、早く家を建てられるようにね」

その子は腰に手を当てて、まじめな顔になって頭を捻っていました。
2、3ユーロのバッジを売ってるくらいで家が建つわけない
再建するのは大変だ、とわかってくれたのでしょう。

別のにきび面のティーネージャー男子グループも遠巻きに書道を眺めながら
「どうせわからないと思って適当に書いてるんじゃないのか」と冷やかしてたので

「あれはイニャキって、漢字って書き方で書いてるの」と突然話を振ると
照れくさかったのか、各自あちこちに目線を逸らせながらも説明を聞いてくれました。

その後は彼らを放って他の人の応対をしていると、そのうちの一人がじゃらじゃらと
小銭を募金箱に入れてくれました。

由紀子さんが「あら~、なんていい子なんでしょう」と言うと
照れながらそのグループは去って行きました。

3年前からこのお祭りに参加している由紀子さん・ウベルカ夫妻は
山に竹を切りに行って、ノレン風の生地も縫ってすべて手作りでこの屋台を作り上げたそうです。

今日の書道の収益も全て募金へ回してくださいました。
ご協力本当にありがとうございます。
アレハンドロとかベロニカとかガブリエラなんて名前に字を当てるのなかなか大変でしたね(笑)

二日分のバッジの売上げと書道の収益は、合計605,87ユーロになりました。
既にBBVA銀行の専用口座に送金済みです。

Dscf5240-p

銀行の窓口で名前をPIKAと誤記されてますが(苦笑)