チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

バスクの音楽

MUJI BGM 22 Basque 無印良品のBGMシリーズ。 新作「22」はバスクがテーマ

PicMonkey Collage BGM


世界の民族音楽をお届けする無印良品のBGMシリーズ。
新作「22」はバスクがテーマです。
素朴で優しく、どこか懐かしいバスクの音楽。既に店頭でも流れているそうです。
ご購入は公式サイトの通販か店舗で(在庫状況は各店にお尋ね下さい)

無印良品のネットストア
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4550002099671

既存の音源を編集したものではなく、現在活躍中の地元のミュージシャン達が集って
古くから伝わるバスクの伝統民謡を新たに録音した作品です。

  「バスク音楽に欠かせない最も伝統的でバスク固有の楽器を使用した伝統民謡のレパートリーです。
チャラパルタ、アルボカ、パンデーロ、トリキティシャ、トゥントゥンなどの楽器の特殊な響きは、
人々を取り巻く風景、地元の人々、言語、自然、そしてバスク地方の伝統的なスポーツや仕事などに
深く関連した音のアイデンティを生成しています。」(無印良品のサイトより)

CDに同梱のブックレットには、今回のレコーディングの現地制作コーディネーターでもある
オレカTX(チャラパルタの演奏ユニット)のアルカイツ・マルティネスさんの解説文や
参加ミュージシャンの皆さんのプロフィールなどが掲載されています。

今回はロケハン・撮影コーディネート・アテンド通訳としてお手伝いさせていただきました。
ディレクターの庵さん、マネージメントの石原さん、制作コーディネーターの高橋さん、
フォトグラファーの中川さん、OREKA TX 他ミュージシャンの皆さんと貴重な機会を
ご一緒させていただいて光栄でした。ありがとうございました。

BGM 2



バスクの色々な情報は随時こちらでお届けしています。ぜひご覧になってみて下さいね。
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Kepa Junkera + Melonious Quartet

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このでっかいcaserio(バスク式の旧家)を改装した建物には
Chillidaの作品も展示されていますが、色々なイベントにも使われています。

当日は、Kepa Junkera とフランス・ニース出身の Melonious Quartetの
新作アルバム披露のジョイントLIVE。

【地元紙 DIARIO VASCO の記事】

会場内はゆったりとしたスペース。
まるでVIPコンサートのような雰囲気で、贅沢なひとときを過ごせました。

【この写真では会場内が見渡せます】

(時々広告画面が出て邪魔ですけど、数秒待つと写真に切り替わります)

Kepaは、LIVE毎にソロ、他の一楽器とのユニット、バンド形式、、、
と変貌自在なコラボで色々なサウンドを披露してくれます。

909f22e6.jpg


今回の共演は、マンドリン四重奏ということで、とても優しくて穏やかな
音色でした。

マンドリンの音は知っていましたが、大きなマンドロンチェロが
あんなに深みのある素敵な低音だとは、生で聴けて良かったなぁ、と思いました。

melonious quartet のメンバーもみんな優しくて素敵な印象の人達。
Kepaも心から今日のセッションを楽しんでたようでした。

馴染みのあるKepaの作品をまた違ったアレンジで楽しめて観客も大喜び音符

ミュージシャンっていいなぁ、自分が好きなことを楽しんでやって
それで人を楽しませて幸せにすることができて、と思いました。

LIVEの後、ちょっとKepaと話す時間があったんですが

「こんな素晴らしい場所で演奏できてとても嬉しい。
 バスクのアートは原始的で荒いのが多いけど、Chillidaは洗練されてて
 エレガントだよね。とてもいいと思うよ。
 それに、あの4人は素晴らしい音楽家で、一緒にやれてとても楽しかった。
 また秋に一緒にやろうと思ってるんだけどね。」

などと今後の予定etc.かなり勢いよくしゃべってくれたので
(Kepaはいつもフレンドリーに応対してくれますけどね)
その日のLIVEの満足度が相当高かったのが良くわかりました。

ひとときも同じ場所に留まっていないKepaの今後の活躍が
益々楽しみです。

ケパ・フンケラ新作 etxea

ケパ・フンケラの新作アルバム「etxea」がリリースされました。

etxea(エチェア)とはバスク語で「家」という意味で
ポルトガルの作家ホセ・サラマゴが寄稿した一文にもあるように
ケパが築き上げた「家」は国境を越えたミュージシャン達や人々が
集う場所、憩う場所として存在するようです。

今作では、スペイン・ポルトガルのシンガー、ミュージシャンとの
競演で全26曲収録、全てバスク語で歌われています。

ケパのサイトにアクセスすると流れてくるのはこの曲です。

www.kepajunkera.com

Maitia nun zira



厳格な父親に交際を反対され、行方知らずになった恋人のことを慕い
切々と訴える若い娘の心情が歌われています。

この曲のボーカルは、Ginesa Ortega(ヒネサ・オルテガ) というカタルーニャ出身の
フラメンコシンガーですが、このビデオではアルバムに参加した
各ミュージシャンとのレコーディング風景が盛り込んであります。

バスクで人々に愛され、歌い継がれている楽曲の数々にそれぞれの
アーティストの個性が加わって、とても興味深い出来上がりに
なっています。

スタンダードな Maitia nun zira (合唱バージョン)も
ぜひ聞き比べてみて下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=Z7LZt97QHf0

ケパ・フンケラ 2

【HIRI ビデオクリップ】



音楽はCDで聴いたりDVDで映像と共に楽しむことができますが
やはり本当の醍醐味は生のサウンドと臨場感でしょうか。

5月8日(木)サン・セバスチャンのKurssalでケパ・フンケラの
LIVEがあったので、心を躍らせながら出かけました。

LIVE毎に編成の変更があるようですが(ケパ+2人のトリオ編成の時もあり)
当日はケパを含めて7人編成のバンド形式でした。
(トリキティシャ、ギター/マンドリン、キーボード、ベース
チャラパルタ/アルボカ、チャラパルタ/パーカッション、ドラム)

ステージの背面ではスクリーンにイメージビデオが投影され
曲によってはバスクのコンテンポラリーダンスグループAukeranが
ケパ達が奏で出すサウンドと見事にコラボレーションした踊りを
披露し、ビジュアル的にも動きのあるとても面白いステージ演出でした。

Compania de Danza Aukeran
http://www.aukeran.com/

今年結成10周年を迎えるこのダンスグループも、踊りのベースは
バスクの民族舞踊であり、それにモダンなアレンジを加えていく
という形がケパの音楽の在り方にもおおいに通じています。

この日はバスクでセレモニーや大事な客人を迎える際に敬意を
表わすために演じられる「Auresku(アウレスク)」をケパが単独で
演奏し、Aukeranのトップダンサーが演じステージの幕開けとなりました。

その後はアルバムタイトル曲「HIRI」と続き、同アルバムから中心に
以前のアルバムの曲もおりまぜて、「ビルバオ午前0時」からの「Bok Espok」
で締められ、アンコールはサン・セバスチャンにゆかりのある曲や
サッカーチームのレアル・ソシエダ応援歌まで飛び出す大サービスぶり。
2時間という時間がとても短く感じる楽しさでした。

ビルバオ(ビスカヤ県)出身のケパがかつて初めてトリキティシャの
コンクールで演奏した時、トリキティシャ発祥地で演奏者も多い
ギプスコア県が会場だったことと、ケパの演奏の仕方があまりにも
斬新だったため、保守派の観客達からブーイングをうけたことが忘れられないという
少し苦い思い出も過去にはありましたが、すでに今ではギプスコア県内でも
相当な人気者です。

観客はもちろん拍手喝采で大喜びなのですが、演奏しているケパや
バンドのメンバー、ダンスグループの面々、アンコールの時に参加した
地元のアコーディオン、チストゥ奏者達全員が醸し出す
「演じることの幸せ感」が満場に漂うパフォーマンスでした。

これはケパが持っているコーディネーションの才能に依るところが
大きいと思いました。

バスクはもとより世界中の色々なミュージシャン達とジョイントしたり
世界各地の音楽祭(特に民族音楽系のフェスティバル)に参加したり
また地元バスクの音楽学校で若い生徒達に楽器の演奏指導をしたり
多忙を極める日々を送りながら、次の、またその次のプロジェクトも
同時進行中のケパ。

良く「天才」という言葉で形容されていますが
天から授かった才能は、超早弾きと言われる演奏力、創造力だけに
留まらず、過去の全ての作品データや涌き出てくる新しいアイディア
コラボレーションするアーティストの本質的に良い部分を抽出する力
あらゆる情報を完璧に管理できるキャパシティも備えている
本物の天才です。

天才ですが、全くエキセントリックではなくてとてもオープンな
温かい人で、そういう人柄だからこそ内外の多くの歌手やミュージシャン達が
一緒に仕事をしたいと思うはずです。

今年の年末に発売予定のアルバムでは、スペイン・ポルトガルの
有名歌手達が挿入曲を全てバスク語で歌うそうです。

「バスク語やバスクの心はバスク人にしかわからないと思ってる人達
に特に聴いて欲しい」というケパの言葉には「自分達は特別だ」という
偏った優越感を抱いている一部のバスク人や、マドリッドはじめ他地方で
「バスク」と聞いただけで拒絶反応を示す人達にも、肩の力を抜いて
一人の人間として音楽を、バスク語の響きを楽しんでほしいという
願いがこめられているのだと思います。

その新作が出た後の世間の反応が楽しみです。

ケパの音楽はこれからも多数の人達を大きく包み込みながら、
もっともっと多方面に広がっていくことでしょう。

ケパ・フンケラ 1

バスクの音楽は、聴いていると何となく物悲しく感じる
そんな私のイメージを思いっきりひっくり返してくれたミュージシャン

ケパ・フンケラ(KEPA JUNKERA)

公式サイト http://www.kepajunkera.com/

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trikititxa(トリキティシャ/ボタン式ダイアトニックアコーディオン)を
自在に操って心に優しく、温かく響くサウンドを奏でてくれる
バスクを代表する音楽家です。

昨年度のNHKのスペイン語会話(TV)でも最新アルバムHIRIの中の
「Tatihou」という曲が使われていたので、知らずに耳にされてた方も
多いかもしれません。

ケパが創り出す音楽は、バスクという小さな一地方から
すでに世界へとクロスオーバーしていて、今後も益々壮大に
広がって行く可能性を秘めています。

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10才の時にプレゼントされたtrikitixaを独学で習得し
最初はバスクの伝統音楽を街のお祭りなどで演奏しながら
活動するうちに自然とあふれ出てきたイマジネーションで
彼独自のアレンジを加え始めるようになり、次第にバスク内での
知名度を上げていきました。

18才の時、バスクを代表するバンドOskorri(オシュコリ)に参加
したことでさらに注目され、その後は様々な楽器や他国のミュージシャン達
との斬新なコラボレーションで新しい世界を創り出すことによって
バスクのtrikititxaという楽器とサウンドの認知度を徐々に
バスク内から外へと向けて高めていきました。

最新アルバム「HIRI(イリ)」では、世界中の各都市名が曲のタイトルに
なっています。その中に「NAGOYA」という曲もあります。
ケパ自身は名古屋には行ったことがないのですが、ケパがプロデュースした
バスクの木製打楽器チャラパルタのユニット「ETXAK(エチャック)」が
愛知博で名古屋を訪ねたのを記念して作ったそうです。

代表的でおすすめの2作と個人的に好きな1作をご紹介

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 HIRI(イリ) 2006

公式サイトでサンプルも聴くことができます。
さっそくケパのサウンドに触れてみて下さい。
アップテンポの曲もありますが、全体的に穏やかさが漂っています。
ゆったりした気分になりたい時、眠りにつく前などにもおすすめです。

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 Bilbao 00:00h(ビルバオ午前0時) 1998

2枚組みの力作。内外から多数のミュージシャン達が集まり
ケパと共に作り上げた楽曲がぎっしりと詰まっています。
内外での知名度を一気に押し上げた代表作です。

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 Kalejira Al-Buk(カレヒラ・アルブック) 1994

私が初めてケパのサウンドをアルバムとして知った作品で
この頃はまだバスクの、特にフィエスタ(祭り)時に
良く演奏されるようなアップテンポの伝統音楽色が強く
若々しい勢いもあって個人的にとても好きな作品です。

アマゾン(日本)で入手できるケパ・フンケラおすすめCDリスト

ピーター・バラカン氏選曲による日本編集盤トリッキー!なども含めて
他の作品も紹介されています。

http://www.youtube.com/user/kepajunkeraweb

アルバム「HIRI」の曲中心ですがビデオクリップもYoutubeで公開されています。

曲によってはバスクの街並み(主にビルバオ)も見られます。
livedoor プロフィール



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