チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

オンダリビア

散歩日和 オンダリビア

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気候が良くなってきたのでウォーキング開始。

オンダリビアのMendelu, Amute地区を一時間ほど散歩してきました。

自宅を出てわりとすぐのところでふと振り向くと、羊とバスクの小さなポニーがいました。
住宅地にこんなに近いところで飼われていたとは。

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しばらく来ないうちに散歩道がきれいに整備されていました。

私と同じようにカメラを片手に歩いている女性や犬連れの人達もちらほら。

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午後の陽射しが優しく水面に反射してとてもきれいでした。

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同じルートで歩いてきたおじいさん。私は時々写真を撮るのに立ち止まるので抜きつ抜かれつ。

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オンダリビアからイルンの方へ向かって

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ちょっと上ってみます。

flor
ちらほらと咲いてる野の花。これからもっと色々な花が見られるようになるのが楽しみです。

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イルンの街

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サンティアゴ巡礼の道のルートでもあるので、こんな道標が所々にあります。

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向こうに見えるのはオンダリビアの街

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もう少しオンダリビア方面へ歩いて行きたかったんですが、日も暮れてくるし
カメラの電池も切れそうだったので今日はここまで。

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次は違うルートでもう少し山の上のほうまで行ってみたいと思っています。

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オンダリビア散策、再び

7月に入って雨続きのバスク地方です。
26日までで今月に入って19日間雨天ということで、1960年の記録に並んだそうです。
気温も20℃以下ということで、ホリデーシーズンですがビーチも閑散としています。

ブログに「悪天続きで」と書くとその後すぐ好天になったりすることがよくあるので
それを願って好天の日に撮ったオンダリビアの写真を掲載しようと思います。

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橋のように見えるのは桟橋で、対岸はHendaye(フランス)です。
この桟橋からHendaye側に渡る船が出ています。

ここPaseo Butron(ブトロン通り)は、天気の良い週末は街の大通り並の散歩客で賑わいます。

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こちら、BARやレストランが建ち並ぶC/ San Pedroも夏の間たくさんの人が訪れます。

有名なBAR Gran Sol のピンチョスは必食でしょう。

そして、散歩していると目に留まるこの雑貨屋。

ferreteria Dscf5122-p

Ferretería Mª Rosario Berrotaran
Domingo Egia, 1 , Hondarribia

おなじみの栗の木の籠がいつも表にぶらさがってます。

この「赤」で統一されたディスプレーもいつも通り。

日本から遊びに来たお友達も良くここでおみやげになるものや自宅用にとお買い物しています。

ラウブル(lauburu-バスクの十字)をモチーフにした鍋敷きは、使わない時は壁にかけておいたら
キッチンのアクセントになって良さそうですね。

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ぶら下がってる大きな爪のようなものは、cesta punta(セスタ・プンタ)またはJai-Alai(ハイ・アライ)
と呼ばれるバスクの球技に使われるもので、グローブ兼ラケットのような使われ方をします。



元々このお店はオンダリビアが小さな漁村だった頃から続いてる雑貨・金物屋で
以前は村の人達が「実用品」として買いに来ていたのでしょうが
現在はこういう雑貨をおみやげやキッチンのデコレーション用に買い求める人が増えているようです。

穴の開いている円筒状の金物は、炭火にかけて栗を煎る道具でしょうか。

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これはバスクの漁船のミニチュアモデル。赤・白・緑のバスクカラーですね。

さて、いつになったら良いお天気になってまた散歩が楽しめるようになるのでしょうか。


【追記】

って書いてたら、27日の午後には晴れてきました

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オンダリビアの中世祭り+支援活動

AYUDA-JAPON-p

オンダリビア在住の由紀子さんから、書道のチリンギート(屋台)を出すので
そこで支援バッジを売りたいというお話を10日(金)にいただいて
急遽バッジを持って私も参加させていただきました。
11日(土)12日(日)共、驚くほどの人手で賑わいました。

ピーク時には広場と屋台の通路が全て人で埋まるほどでした。

feria2

おもしろいことに、適度に人波が屋台の前を流れて行っていても
依頼を受けたゆきこさんがいったん筆を持って字を書き始めると屋台を取り囲むように
いっぺんに人垣ができるのです。

みんな結構興味あるのですねぇ。

スペイン名、バスク名に漢字を当てて書いてたのですが、それを遠巻きに見ていた
10歳ぐらいの男の子グループが 「中国語でなんか書いてる」とクスクス笑ってたので
「似てるけどね、ちょっと違うのよ」と話しかけてみました。

「何の為にこれやってるの?」と聞かれたので地震・津波被害の写真を見せながら

「地震と津波でね家も工場も壊れて、住む所も仕事も無くなった人達がいるから
お金を集めて日本に送るの」

「ここ(オンダリビア)は大丈夫(地震・津波の心配も無いと言いたいのでしょう)」

「そうね、大丈夫だから手伝おうと思ってね、早く家を建てられるようにね」

その子は腰に手を当てて、まじめな顔になって頭を捻っていました。
2、3ユーロのバッジを売ってるくらいで家が建つわけない
再建するのは大変だ、とわかってくれたのでしょう。

別のにきび面のティーネージャー男子グループも遠巻きに書道を眺めながら
「どうせわからないと思って適当に書いてるんじゃないのか」と冷やかしてたので

「あれはイニャキって、漢字って書き方で書いてるの」と突然話を振ると
照れくさかったのか、各自あちこちに目線を逸らせながらも説明を聞いてくれました。

その後は彼らを放って他の人の応対をしていると、そのうちの一人がじゃらじゃらと
小銭を募金箱に入れてくれました。

由紀子さんが「あら~、なんていい子なんでしょう」と言うと
照れながらそのグループは去って行きました。

3年前からこのお祭りに参加している由紀子さん・ウベルカ夫妻は
山に竹を切りに行って、ノレン風の生地も縫ってすべて手作りでこの屋台を作り上げたそうです。

今日の書道の収益も全て募金へ回してくださいました。
ご協力本当にありがとうございます。
アレハンドロとかベロニカとかガブリエラなんて名前に字を当てるのなかなか大変でしたね(笑)

二日分のバッジの売上げと書道の収益は、合計605,87ユーロになりました。
既にBBVA銀行の専用口座に送金済みです。

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銀行の窓口で名前をPIKAと誤記されてますが(苦笑)

オンダリビアの中世祭り2 Mercado Medieval de Hondarribia 2


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これはエスニック雑貨のお店ですね。出店は絶対「中世風」じゃなくてもいいんですね(笑)

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ギプスコア広場

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このお祭りの楽しいところは、数多く並ぶ出店をひとつひとつ眺めることと
旧市街のあちこちで行われるアクティビティーの数々
(チェス大会、アーチェリー、陶芸、ガラス細工、鷹匠etc.)

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そして至るところで遭遇する大道芸人達が雰囲気を盛り上げてくれます。

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バスクでは昔ながらの民族楽器(特に吹奏楽器)が今も使われていて、その音色は
こんな服装で演奏されても全く違和感がありません。

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きっと中世時代のオンダリビアの街角でも似たようなメロディーが聴こえてたのでしょうね。

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小さな子どもから若者、家族連れ、カップル、年配の人達まで全世代の人達が楽しめる
この街の文化イベントに急遽参加することになりました。

つづく

オンダリビアの中世祭り1 Mercado Medieval de Hondarribia 1

6月10日(土)と11日(日)の二日間、オンダリビアで中世風のマーケット祭りが
開かれました。

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右の建物はオンダリビア町役場です。
旧市街のあちこちにこのような「中世風」の装飾が施してありました。

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パラドール(城をホテルに改装した施設)前やギプスコア広場を中心に
細い通りにも様々な店が並んでいました。

parador

パラドール前広場(La plaza de arma)

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ピーク時にはこの通路が人で埋まって向こう側の店が見えなくなるほどの賑わいでした。
毎年このお祭りが楽しみでオンダリビアにやってくる常連さんもかなりいるようです。

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歩き疲れたらこんなカフェでひと休み

つづく

オンダリビアで牛と戯れた休日

手違いで記事が消えてしまいましたので、再度編集してアップロード致します。

コメントは修復できませんでした。大変申し訳ございません。


セマナ・サンタ(イースター)の連休中はとても天気が良かったので
近場をお友達と散策しました。



連休開始前の3月28日に行った時は工事中だったオンダリビア旧市街の入り口



4月1日(連休初日)には完成していました。
この部分は車椅子でも行ける程平らになりましたが、旧市街の中は以前と同じ石畳のままです。



すぐ近くにある藤棚はこの時まだ咲き始めでした。
タイミングを毎年見計らっているんですが、なかなか満開の時に来れません(苦笑)



海沿いの道を歩いて街の中心部へ行きます。向うに見えるのはHendaye(フランス)の街。

この日のランチは、ピンチョスで有名なBAR「Gran Sol」に併設しているレストラン
25ユーロのメニューを食べてみることに決定。

日曜・祝日にメニューをやってる店はあまりないので助かります。
5人で行ったので、一皿目は5種類違うものを頼んでみました。
特にキノコのリゾットとフォアグラ+イディアサバルチーズの組合せが美味しかったです。

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これはバカラオ(鱈)とレタスを重ねたサラダ

メインは各自好きなものを頼んで(その日おすすめの魚のグリルなど)

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これはチーズケーキとバニラアイス。
お友達が食べたガトーバスクもとてもおいしかったそうです。

連休最終日の4月5日。
長男が「今日は19時からオンダリビアのグァダルーペでVaquillaがあるよ」と言うので
晴天で山の上は気持ち良さそうだしってことで行ってみました。

オンダリビアのグァダルーペ教会横の草地には大勢の人達が集まっていて
地元の食品や雑貨などを売ってる屋台がいくつも出ていました。



こういうローカルなバスクの催しではお約束の 「丸太割り競争」や「石持ち上げ競技」も
こじんまりと行われていました。

会場アナウンスもバスク語、来てる人達が話していたのもバスク語率が高かったです。

屋台をひと通り覗いた後 Vaquilla会場のほうへ向かいました。

Vaquilla(バキーリャ)は、囲った敷地内に子牛を放して、同じ敷地内に入った人達が
牛にちょっかいを出して追いかけられたり、かわしたり、向かって来た牛を飛び越したり
そうやって戯れるとても素朴な遊び(?)です。 



牛が出て来ました~

ここのVaquillaは、闘牛用の牛じゃない子牛なので怖くはないけれど



犬よりは大きくて力もあるはずなので、勢い良く突かれたら痛いはず

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こっちキターーーッ



角度的にこの写真、おとなしい牛をおじさんがなでなでしてるように見えますが

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牛は柵とおじさんのセーターめがけて何度も突進して来ました

おじさんはその場から動かず、ニコニコと大喜びで子牛を眺めてました(笑)

子牛は合計4頭が交代で登場。

勢い良く走るのもいれば、全然やる気なしでトラックに帰る時だけ元気良かったのなど
性格もそれぞれ。

観客も、かなりの人達が見に来てるわりには囲い内に入ってた人数は思ったより
少なかったです。最近のバスクの若者はけっこうヘタレなのかも(苦笑)



「こいつらさっきからうるさいぞー」と向かって行った牛ちゃん。

勢いで柵を開けてしまって



男の子をひっくり返してしまいました

観客はみんな笑って喜んでいます。

ここのVaquillaは牛飼いの男性が長い紐で繋いで持ってるので、危ないことになったら
引っ張って抑えると皆もわかってるので笑っていられるんでしょうけどね。

素朴だけどなかなか楽しめたひとときでした。
駆り出された牛ちゃん達、お疲れでした。



ポカポカと暖かくて気持ち良い午後でしたが、日が暮れてくるとまだ肌寒いのでした。

オンダリビアで見つけたもの

月曜の朝、用事があったのでバスに乗って
隣り街オンダリビアまで出かけました。
(バスに乗ってと言ってもものの5分で着きます-笑)

用事の前に少し時間が空いてたので、天気も良いことだし
ぶらっと歩いてみることに、、、

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雑貨屋です。

あえて昔からのスタイルをそのまま保っているんでしょうね。

昔は日用品を買いに来る近所のおばちゃん達が顧客だったのが
今は「おみやげ」を探す観光客も良いお得意さんなんじゃ
ないのかな。

こういう小さな個人商店でもオンダリビアにあるから
生き残っていけてるのかも。
外からの人があまり来ない田舎の村だったら、、、

スペインでもIKEAなど北欧系の大型雑貨店が若い世代を中心に
流行ってますからね。

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赤・緑・白、バスクカラーそのものですね(笑)

19年バスクに住んでるんですが、いつ行ってもディスプレーは
こんな感じ。ひょっとして変えてないかも。

赤いキッチン用品、アクセントにもなりそうでいいですね。
今度何か買ってみようかな。

この日は平日、しかも2月はオフシーズンなので街の中は
人通りも少なくとても静かでした。

オンダリビアの良さは週末や夏は観光客がどっと押し寄せて
すごい賑わいになるけど、同時に地元の人達も普通に日常通りの
暮らしをしてるってところかな、と感じたのでした。

おまけの一枚

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旧市街にある歯科クリニックのドアです。

手に持ってるペンチがやたら大きいんですけど?(笑)

たぶん腕に自信があるからこんな冗談ができるんでしょう。
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