6月のバスクといえばさくらんぼの季節です
今が正に旬なのです。
フランス側バスクのItxassou(イッツァス村)は黒さくらんぼの産地として有名で
毎年この時期にさくらんぼ祭りが開かれます。
常に緑豊かなバスク地方ですが、今の時期は特に一面緑に覆い尽くされています。
春にきれいな花を咲かせ、たくさんの実をつけても、一日大雨や雹が降ってしまえば
さくらんぼは台無しになってしまいます。
今年は幸い好天が続いて、実が熟すまでに雹も降らずに済んだのでご覧の通り大豊作です。
少しくらい野鳥に食べられても平気です。
このさくらんぼは、甘みの強い濃厚な味の黒さくらんぼと比べると
少し甘酸っぱく爽やかな味がします。
さくらんぼの季節が短いのと同様、摘んだ後は痛まないうちに早く食べないといけません。
その日の朝に摘んで箱に入れられていたさくらんぼより、幹にかけた梯子に上ってその場で摘んだ
さくらんぼのほうが遥かに美味しかったです。
自然の恵み、太陽の恵み。
さくらんぼが終われば杏、梨、イチヂク、キーウィ、葡萄、レモン、オレンジが後に続きます。
そして小ぶりなりんごも。