チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

サン・セバスチャン

秋晴れのサン・セバスチャン

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 撮影:細見聡子さん

普段は雨天・曇天が多いバスク地方ですが、9月から10月にかけて奇跡のように晴天日が続いています。
気温は20℃前後、湿度も普段より低く爽やかです。

異常気象とも言えるかもしれませんが、7月がずっと雨続きだった分バスクの人達は今の好気候を
満喫するために散歩やアウトドアのアクティビティを楽しんでいます。

お友達が週末サン・セバスチャンにハイキングに行かれた時撮影された写真がとてもきれいで
この位置・角度から撮影されたものは少ないので、お願いしてこちらに掲載させていただきました。

ご覧の通り、写っているのはラ・コンチャ湾、浮かんでいるのはサンタ・クララ島です。
向こうに見えるのがイゲルド山。

展望台があるイゲルド山からの眺めはお馴染みだと思いますが、すでにサン・セバスチャンに何度か
いらしてイゲルド山にも上ったことがある方は、次回はこちら側のウルグル山から街を見下ろして
みられてはいかがでしょうか。

港に隣接している水族館の近くから小道を上って行けるそうです。

ハイキングをしてお腹がすいたら旧市街でピンチョスのはしごを、またはしっかりご飯を食べた後に
腹ごなしにハイキングでもいいですよね。

ウルグル山は、下の地図では「Paseo Nuevo / Berria Pasealekua」と「Paceo del Muelle」に囲まれた
ところです。


Ver mapa más grande

↑地図をもっと大きめにご覧になりたい場合はこちらをクリックして下さい


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第59回サン・セバスチャン映画祭で是枝監督の「奇跡」を見る

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FESTIVAL DE CINE SAN SEBASTIAN / DONOSTIA ZINEMALDIA

http://www.sansebastianfestival.com/es/(スペイン語)

http://www.sansebastianfestival.com/in/(英語)

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今年も9月16日(金)から24日(土)までサン・セバスチャン国際映画祭が開催されました。
(このブログを書いている時点ではまだ受賞内容は発表されていません)

是枝裕和監督『奇跡』が第59回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門で現地時間20日に
メイン会場のKursaal国際会議場で上映され、是枝監督と主演のまえだまえだコンビが会場入り
前田兄弟は紋付袴姿で観衆の注目の的になっていました。

シネマトゥデイの記事
http://www.cinematoday.jp/page/N0035561

映画祭サイト内での紹介ページ
http://www.sansebastianfestival.com/in/pelicula.php?ano=2011&codigo=590078




前田兄弟が演じる二人もそれぞれの友人達である子ども達の生き生きとしたした姿と純粋な気持ち
それを優しく見守る周りの大人達との関わり方、映像の美しさ、バックで流れる音楽、、、
見ている時も見終わった後も穏やかな気持ちに包まれました。

1800人収容の会場は満員で大盛況で、上映終了時には満場から拍手が沸き起こり
会場を出る是枝監督と前田兄弟はその拍手と大観衆に見送られたのでした。

日本の家族や子どもたちの日常を描いた映画に興味を持ってもらえたり、感嘆の声があがったり
するのはうれしいものですね。

これを機会に日本映画がスペインでももっと気軽に一般の映画館でもロードショーで
観られる機会が増えればいいなと思います。



授賞式の模様は現地時間20:30より放映されます。

http://www.sansebastianfestival.com/es/tv_directo.php


【追記】

是枝監督の「奇跡」は、最優秀脚本賞を受賞されました。おめでとうございます


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サン・セバスチャンの旧市街でがっつり食べたい時は

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 C/Mayor マヨール通り

日曜日の旧市街、縦横に交差する通りは大賑わい、BARやレストランも大混雑です。
主な通りはどっちを向いても似たような状況です。

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 C/ 31 de Agosto 31デ・アゴスト(8月31日)通り

最先端の内装や照明をあしらったモダンな三ツ星のレストランや
創作ピンチョスのような凝りに凝ったお料理を食べるのも楽しみですが

典型的なバスク料理を家庭的な雰囲気でがっつり食べてみたいという方におすすめの
BARレストランがこちらLa Viña(ラ・ビニャ)です。

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50年以上代々家族経営されているBARレストランで、いつも店内は人で一杯
この日はレガッタの後ということもあってテーブル席は当然空き待ち状態でした。

それでもなんとか席につき、まず居酒屋風に一度に何品か頼みました。

まずきたのはタコのガリシア風(Pulpo a la gallega)

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あら?典型的なバスク料理レストランをおすすめと冒頭に書いたのにいきなりガリシア風とは、、

でもバスク内のたいていのBARレストランにあるメニューなんですよね。

とにかく、当日の一行は全員タコが大好き
あっという間に一皿目は空っぽに、、、次のものに取り掛かりながらタコおかわり(笑)

クリームコロッケやムール貝のコロッケ風など続いた後に来たのは

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Chorizo a la sidra(チョリソのシドラ煮)

かなり汁が飛び散ってますが(苦笑)その日の店内はもの凄い喧騒で、ウェイターさんも
次から次へと注文をこなすのがやっとで汗びっしょりになって奮闘されてました。

そんな怒涛のランチタイムの締めはこれ

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ベイクドだけど舌触りはレアのような、、、こんな濃厚なチーズケーキ初めて食べました

もちろんこれもみんなでシェアしたんですけどね。

既に何回もリピートしているお友達が驚愕のレシピを教えてくれましたよ。

1ホール分/クリームチーズ1kg 卵7個 砂糖400g 小麦粉大さじ1 生クリーム500g 

La Viña は中に入ってすぐのスペースがBARスペース、カウンターに並んでいるピンチョスや
タコ、チョリソ、青唐辛子の素揚げ他色々の一品料理やこのチーズケースを手軽に食べられます。

奥はレストランスペースでメルルーサのグリーンソースやイカの墨煮、チュレタ(厚切り骨付きステーキ)
などバスクの郷土料理が色々楽しめます。


La Viña
C/ 31 de Agosto, 3  San Sebastian
Tel.943427495

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ククシュムシュの福島漁連支援Tシャツ販売(サン・セバスチャンにて)

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Kukuxumusu(ククシュムシュ)の福島漁連支援Tシャツ販売は、引き続き

・Kukuxumusuの実店舗、オンラインショップ(スペイン国内・海外発送有り)

日本バスク友好会(日本国内販売)

で行っておりますが、バスク地方内での独自のイベントや、関連イベント、街のフィエスタへの参加
などでも実地販売しています。

ラ・コンチャ湾でのレガッタ競技の日は、サン・セバスチャン市役所の裏手にスタンドを設置して
この支援Tシャツと、Kukuxumusuの創設者・作画デザイナーのミケル・ウルメネタ氏が
このプロジェクト用に描いて下さった魚モチーフのロゴを使った新バッジも販売しました。

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市が運営するエコ推進キャンペーンのスタンドと共に、レガッタ競技が良く見える港へ向かう
ちょうど通り道に設置しましたので、大勢の人達の目に入ったのですが
何せ皆さん観戦が目的で来てらっしゃるので、場所取りのため急ぎ足(苦笑)

それは仕方ありませんね。
レガッタ競技が終わって、皆さんが戻って来る時に期待しましょうということに。

それでも、観戦用の入場券のために並んでいた人達や場所取りに焦っていない人達が
「これは何をしてるんですか?」と足を止めて話を聞いてくださったり

「KukuxumusuのTシャツだ!」とブランド効果がうかがえたり

「親戚の子が日本が好きだから」と言ってTシャツを買ってくださる方もいました。

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競技が終わってレガッタも撤収されていきます。

「何時までここにいますか?レガッタを観終わったら戻って来ますからね」
と言って去っていった男性も約束どおりスタンド撤収間際に戻って来てバッジをご購入下さいました。
事前の告知も何も無い飛び込み参加でしたが(市の許可はもちろんいただいてます)
興味を持って支援活動の話を聞いて下さった方々やTシャツ・バッジをご購入下さった方々に
感謝の気持ちでいっぱいです。

時間が経つにつれて、記憶や印象、関心が徐々に薄れていくのは仕方のないことですが
できることをできる時に続けて行こうと有志の方々と話しています。

当日は、Jさん親子、Mさんご夫婦とご一緒しました。

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さて、撤収時はすでにランチタイムに突入していました。

レガッタ当日は通常の日曜日よりさらに人出が多いので、昼ご飯をおいしく食べられる場所を
確保するのはなかなか過酷なミッションでした。

とりあえず旧市街へと繰り出しました。

つづく

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ラ・コンチャ湾でのレガッタ競技(サン・セバスチャン)

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撮影:Anatoly Senkiv

毎年9月の第一・第二日曜日にかけて開かれるラ・コンチャ湾でのレガッタ競技は
1879年からの長い歴史を持っています。2008年からは女子チームの競技も開始されました。

予選を勝ち抜いたバスク・カンタブリア・ガリシア地方の7チーム+サン・セバスチャンの1チーム
計8艇によって争われます。

ラ・コンチャ湾から外海に出る辺りがスタート地点で、外海に設置された折り返し地点との
往復を4艇ずつ2回に分けたレースでベストタイムを競います。

各地元に密着したチームの参加ということで、この日は参加チームの応援団が町をあげて
サン・セバスチャンに集結します。

各チーム毎に「旗」の色が赤、紫、緑、黄、紺、ピンク、、と決まっていて、お揃いでその色の
Tシャツを着ている人達も多く、遠目でもどこの応援団かが一目瞭然です。

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レースは正午に開始されます。
朝の早いうちからラ・コンチャ湾の周りには続々と人が集まってきます。

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ただ、レースは外海に向かって行われるので、ラ・コンチャのビーチやこの辺りでは

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「湾内に浮かんでる船(審判や救護船や応援用も?)の数がいつもより多いな」程度に感じるだけで
レースの様子はほとんど見えません。

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もう少し奥の水族館がある辺りまで行けば様子がわかりそうです。

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撮影:Anatoly Senkiv

遠景なのでわかりにくいですが、城壁の上にはずらりと観客が並んでいます。
少しでもよくレガッタを観ようと思ったら、早めにこのウルグル山に登って場所取りをする必要があります。

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撮影:Anatoly Senkiv

真ん中に小さく見えるのは、パサヘス・サンファン(ピンク)とオンダリビア(緑)のレガッタでしょう。

スクリーンが設置されているわけでもなく、応援団がぎゅう詰めで待機している狭い一角の
近くにいないと、いつレースが始まっていつ終わったのかもわからない状態でした。
レースそのものはTVの中継を自宅で見ているほうがより把握できます(苦笑)

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撮影:Anatoly Senkiv

今年の優勝チームは、ビスカヤ県のUrdaibai(Bermeo)でした。

レースが終わりに近づくと、それまで外海で待機していた数多くの船がレガッタを追うように
汽笛を鳴らしながら一斉にラ・コンチャ湾に向かって行きます。

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撮影:Anatoly Senkiv

消防艇も景気付け(?)に水を噴射して優勝チームを祝います。

レースが終わるとちょうどランチタイムの時間帯。
ラ・コンチャ湾で観戦していた人達は、サン・セバスチャンの旧市街にどっとなだれ込んで行きます。

人々にとってこの日のお楽しみはまだまだこれから。

ブログの記事にもつづきがあります。

レガッタのドキュメンタリー動画






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目にも楽しい創作ピンチョス Bar ZERUKO(バル・セルコ)

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これ何でしょう?

しばらく前にサン・セバスチャンの旧市街にあるBAR Zeruko(セルコ)に行った時に
おすすめのピンチョスをいくつか頼んでみたのですが、今日掲載する2品がとても印象に残りました。

最初のピンチョは、名前を忘れたのですがたぶん海のRosa(薔薇)というような感じだったと思います。

なんと小イカを丸くまとめて薔薇の花に見立ててあるんです(笑)
しかもこのグラスに入っている赤い液体から薔薇の香りが漂っていたからか
そのイカの薔薇もなんとな~く香りがしみていたような気がします。

斬新なビジュアルが強烈でしたが、味はあっさりしてておいしかったです。


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これが出てきた時は「これをどうやって食べろと言うんだろう」と皆で顔を見合わせながら
笑ってたのですが、お店の人が説明してくれました。

Minitarrina de bacalao al sarmiento con ensalada efervescente de caserio

炙った鱈のカナッペ 地元農家産の発泡性サラダ添え

まだ良くわかりませんね(苦笑)

鱈の切り身を煙でしばらく炙って、それをミニカナッペの上に乗せて一緒に食べてね
ということでした。

そしてチューブに入ってる緑のものは液体状のサラダ。
ミニテリーヌの前に食べた(飲んだ)か後だったかもう忘れましたが、味はビミョウでした。

このBARではカウンターにもところ狭しと色々なピンチョスが並んでいますし、それとは別に
品書きを見て調理して出してもらうピンチョスもあります。

自分の好みの味かどうかは食べてみないとわからないので
どれにするかおおいに悩みますが、ピンチョスのコースもあるそうで
いつか試してみたいと思っています。

HPには18品のピンチョスの写真が紹介されていますので、行ってみたいなと思われた方は
どうぞご覧になってみてください。

http://www.barzeruko.com/

http://www.barzeruko.com/barzeruko_cocina.html

Pescaderia 10 (Parte Vieja)
DONOSTIA-SAN SEBASTIAN
tel.943423451



ところで、サン・セバスチャンでも超人気店で、雑誌などでもピンチョス特集となると
必ず掲載されていたBAR Aloña Berri-アロニャベリ(グロス地区)は、オーナーご夫婦が引退されて
現在は休店状態です。

ピンチョスのレシピも込みで跡を継いでくれる人を探しているという話を聞きました。

このBARのピンチョスは、数多くあるサン・セバスチャンのお店の中でも格別おいしくて小粋なので
早く後継者が見つかって再開されるのを待っています。

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サン・セバスチャンからビルバオへ

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夜のサン・セバスチャン ウルメア川沿い

向こう側に見える大きな建物は五つ星ホテル・マリア・クリスティーナです。

土曜日、日曜日と今週末はバスク地方もこの夏一番の暑さでした。

土曜日はサン・セバスチャンの夏祭りセマナ・グランデAste Nagusiaの最終日でした。
ビーチも旧市街も新市街も人で一杯。

ブールバード通りには大道芸人があちこちでパフォーマンスを見せたり
Buen Pastor教会近くの通りではトレーラーでの移動式路上ライブがあったり
フィエスタ最終日を盛り上げていました。

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サン・セバスチャンのフィエスタが終わると、間髪入れずビルバオのセマナ・グランデが始まります。

8月20日(土)から8月27日(土)まで

http://www.astenagusia.com/

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海辺のコンサート(サン・セバスチャン)

サン・セバスチャンの夏祭りが始まり、連日正午から真夜中まで、市内各地で色々なイベントが
開かれています。

メインは22:45からのラ・コンチャビーチでの花火大会ですが
23:45からグロスビーチの奥にあるSagüés広場での無料コンサートには
スペイン国内の人気アーティストが出演し、こちらも夏祭りの魅力的なアトラクションになっています。

コンサートプログラム
http://www.enterat.com/actualidad/especiales/2011/08/conciertos-semana-grande-donostia-2011.php

15日(月)の今夜登場するのは
MUCHACHITO BOMBO INFIERNO

軽やかなルンバのリズムがフィエスタにはピッタリです

La Noche de Los Gatos



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サン・セバスチャンのジャズ・フェスティバル

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http://www.heinekenjazzaldia.com/?language=es

7月21日(木)から7月25日(月)までサン・セバスチャン市ではジャズ・フェスティバルが開かれています。

市内(主にグロス・ビーチ、旧市街~ラ・コンチャ湾)数ヶ所に設置された大小様々なステージに
世界各地からのミュージシャン達が招かれて連日素晴らしいパフォーマンスを披露しています。

一部のステージは有料で既にチケットは売り切れという盛況ぶりですが
B.B.キングやジャクソン・ブラウンといった大物アーティストが一番大きなグロス・ビーチのステージに
出演しかも無料でコンサートが楽しめるということで、近隣からたくさんの人達が観に来ています。

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ただご覧の通り、ここバスク地方はしばらく雨天が続いています。
これは土曜日の午後の写真なのですが、この後小雨が降りました。

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開演までかなり間がある時に撮ったので閑散としていますが、一旦演奏が始まるとあっという間に
人で埋まってしまいます。

日曜日はこのステージにジャクソン・ブラウンが出るのですが、現時点では風を伴う雨が
降りしきっています。
晴天の日のビーチで聴く生演奏は最高ですが、野外イベントは天候の影響が大きいのが難点ですね。

ジャズ・フェスティバルという名称ですが、近年は違ったジャンルのミュージシャンも組み込まれていて
多くの観客が気軽に音楽を楽しめるイベントになっているようです。

私は土曜の夜にCrystal Fightersというイギリスのバンドのライブをこのグリーンステージで観たのですが
バンドのメンバーの親類がバスク地方に住んでいることから、バスクの民族楽器チャラパルタ(木琴)や
チストゥ(笛)などをリズム良く現代的な電子音楽とフュージョンさせた楽曲でとても楽しめました。




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小さなステージ前にはこんなスペースもあって、小さな子供連れの家族も音楽を楽しみにやって来ています。
後ろに映っているKursaal(クルサール国際会議場)のホールでは、ジャズピアニストの上原ひろみさんも
出演します。

明日(月)は旧市街のステージでシンディ・ローパーがジャズをフィーチャーした新アルバムのライブを
披露します。
少しでもお天気が良くなりますように。

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私たちの気持ち

サン・セバスティアンで日本語を勉強している皆さん(坂井由紀子さんの生徒さん達)が
こんなビデオメッセージを作ってくれました。




その気持ちがとてもうれしいですね。皆さんどうもありがとうございます。

Los alumnos de Yukiko Sakai expresan sus sentimientos hacia Japón.
Muchisimas gracias.

ギプスコア広場での支援活動 Rompeolas 2011

5月29日(土)

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サン・セバスティアン市は、Capital Europea de la Cultura 2016(ヨーロッパ文化首都2016)
に立候補している関係で様々な文化活動に力を入れていますが
5月27、28、29日の3日間に渡ってRompeolas 2011 というカルチャーイベントが催され
街のあちこちで各種アクティビティーが行われました。

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http://www.rompeolas.eu/que-es-rompeolas/

その中のギプスコア広場の一角を提供いただいて、有志の方々と共に募金活動などを
行いました。

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幸いお天気も良く、イベントのために立ち寄ってくださった方も、散歩コースで通りがかった方も
足を止めて支援活動についての話を聞いてくださったり、募金にご協力下さいました。

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小さい女の子もお母さんと一緒に募金してくれました。

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“Olas de energía ciudadana”(市民エネルギーの波)というのがスローガンの文化イベント
ということで、集まってくださった皆さんと一緒に折鶴を折ったり

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和雑貨の抽選会を行ったり

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子供達に紙芝居「桃太郎」をバスク語で披露したり

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漢字を当てて毛筆で皆さんの名前を書いてさしあげたり
11時の開始から14時半の終了まであっという間に時間が過ぎて行きました。

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以前の記事にも書きましたが、イベント時に折っている折鶴は被災地に送る為のものではありません。
支援活動時にこちらバスクの方々との交流の糸口になったり、募金をお願いする際の媒体として
使用しております。

今回も大勢の皆様のご参加ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
当日の募金・支援バッジ売上げの総額は 合計 510.43ユーロ+¥10,000 となりました。
(既に日本バスク友好会の口座へ送金されています)

Queremos agradecer a todas las personas que participaron
y que vinieron a La Plaza de Guipuzcoa.
Muchicimas gracias !!

La Sociedad Vasco Japonesa entregara toda la recaudación
a la cofradia de los pescadores de Fukushima.

日曜日のサン・セバスティアン

今日は爽やかな晴天でそよ風の吹くとても気持ちの良い一日でした。
支援活動でサン・セバスティアンへ出かけてきたのですが、その様子は後日改めて。

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 撮影:Ayumi Aguirre

ギプスコア広場。後ろに見える建物はギプスコア県議会議事堂です。

この界隈は散歩する人達で賑わうところですが、天気がとても良かったので
今日はラ・コンチャビーチへ散歩コースを変えた人達も多かったようです。

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まるで夏の一日のような過ごし方ができるこんな日があっても、天気が一転して雨になると
一気に気温が10℃以上下がることもあるので油断できません。

それだけ天候の変化が大きいので、晴れるとみんなこぞって外へ出かけるわけです。

がんばれ日本イベントinサン・セバスチャン

4月10日 日曜日 

サン・セバスチャン市で日本支援のチャリティーイベントと食事会が開かれました。



日本人の奥様を持つOscarの企画に主にギプスコア県在住日本人有志や現地の知合いの 
協力の輪がどんどん広がって実現したイベントでした。

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 Foto:Eduardo Escobar

サン・セバスチャンのAntiguo地区Txalupagillene(チャルパギリェネ)広場では 
午前10時過ぎからチストラやシドラをふるまう野外バルが設置され 
並びのスタンドではバル用の食券、抽選券、Tシャツなどの販売が開始されていました。 

週末まで夏のような晴天続きだったのが一転して当日は曇天に。 
天気が悪いと人出が減るかなぁ、、、というのは杞憂に終わりました。 

Los ´Japoneses guipuzcoanos´ se movilizan por su pais 
http://www.diariovasco.com/20110408/local/japoneses-residentes-gipuzkoa-celebran-201104082025.html 

9日(土)の地元紙で大きく取り上げられたのと口コミの効果もあってか 
広場にはどんどん人が集まってきていました。

 

EL DIARIO VASCO紙より

ビルバオ在住の友人と私もバッジを持ち込んでスタンドでのお手伝いに合流。 

11時半頃には広場は人で埋め尽くされ、絶え間なく食券を求める人達の接客に追われました。 
そしてバルのほうへは長い列ができていました。

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バッジは大小2種類あるんですが、小のほうが先にどんどん売れていって 
大のほうも合わせて1時間ちょっとで売り切れに

「しまった~、もうちょっと持ってくればよかった」と友人は悔やむことしきり。 
Tシャツなどもそうですが、グッズタイプは店頭よりイベント会場でのほうが出やすいですね。 

また追加生産しましょう。

「私達は合唱の練習に行かなくちゃいけないのでお願いします」と、お手伝いの女子グループの方に言われて 
抽選会用の商品を展示しているコーナーの見張り+案内係へと移動。 
 
テントを揺らす子供達を時々たしなめたり

「抽選券どこで売ってるの?」「ピンチョス食べたいけれど、どうしたらいい?」 
というお客様方をスタンドへご案内。 


そうこうしてるうちにOscarのお知り合いのバスク民族舞踊グループのダンスが始まりました。


Foto:Eduardo Escobar

最初は2列に並んでの踊りがそのうち輪になってぐるぐる回りだし 
広場が狭いものですから、商品展示コーナーにも入り込んでぐるぐる回り始めました


Foto:Eduardo Escobar

でも、バスクでのこういう野外イベントに食べ物、飲み物、音楽と踊りは欠かせないので
これでおおいにイベントの雰囲気が盛り上がりました。

その後、抽選会も始まって周りもさらにざわつき始めました。 

地元の人達はみんな飲んだり、食べたり、踊ったり、賭けたりが大好きなのです。

でも当たると結構あれこれもらえるのですよ、これが。


撮影:細見聡子さん

こちらの抽選会ではお約束のセスタ(バスケット)にお菓子や高級食材(フォアグラなど) 
が詰め合わせてあって、それプラスワイン+ビール数本ずつ+地元バスケットクラブのサインボール
+スペイン1部リーグサッカークラブREAL SOCIEDADのサインユニフォーム 
+魚市場で30ユーロ分のお買い物券など。 

その次の賞には、どこかのレストランでのお食事券(ペアで)も付いてましたし 
当たった人達は超ゴキゲンになって商品を抱えて去って行きました。 

抽選会が終わる頃には、スペイン時間のランチタイムも近づいてたので 
少しずつ人が減り始め、チャリティーランチのお客様はSociedadへ移動。 

チャリティーランチ前には合唱(在住日本人奥様方による)と 
四重奏(イルン在住のご家族とご友人による)のミニコンサートも行われました。

EL DIARIO VASCO紙より

弦楽四重奏バージョンのモーツァルト「レクイエム」から「ベネディクトゥス」と「ラクリモーサ」
が演奏された後に「朧月夜」「ふるさと」などが披露されたのですが
 広場の
片づけが終わってちょうどSociedadに入ると、知合い(スペイン人)が涙目になってたので 
「どうしたの?」と尋ねると、演奏・合唱を聴いて「me emociono(感動したの)」と 
答えてさらにボロボロ涙をこぼしてました。 

彼女とご主人はとにかく親日家で日本が大好きで、今回被災した東北の町にも 
旅行で行ったことがある人達で、被害の様子に心を痛めていました。

 


美食倶楽部を会場にしたチャリティーランチは、50ユーロのチケットが事前に130人分全て売り切れるほど 
大盛況で、満員御礼でした。

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 Foto:Eduardo Escobar

レストランTxubilloオーナー夫妻、助っ人シェフの皆様、有志のお給仕軍団の方々で 
とてもスムーズにさばいていかれていました。お見事でした 。

当日は「募金活動」はしなかったものの、「おつりはいらない」 という人や
「これは募金に」と言ってくださる人もかなりいて、物販、バル、チャリティーランチの売り上げも合わせて
かなりの額が集まったと予想されます。そのうち集計報告があると思います。 

集まった支援金が早く何かの役に立つことを皆願っています。 

今回のイベントは2週間弱で決行されたわけですが、発起人のOscarやInigoの行動力と
Txubilloオーナーご夫妻のコーディネート 
名前をお一人ずつ挙げられませんが、当日はもちろん準備段階から奔走された方々のがんばり(脱帽です)で 
大成功のうちにお開きとなりました。

私は一部参加ということで、自分の目に見えたところしか書いていませんが 
きっとここまでたどり着くのに数々のエピソードがあったと思います。 

参加された方々、本当にお疲れさまでした、ありがとうございました。 


当日、日本人の奥様方は着物・浴衣姿でかいがいしく動いてらっしゃいました。

友人と私は、伝統的な装いとは対極のロリータ服でお手伝いしました。 

「それは日本の伝統衣装?」とか「それは日本で売ってるの?」とか 
接客中に聞かれれば「ロリータファッション」について説明していたのですが 

Donostia ´pone´ para Japon 
http://www.diariovasco.com/v/20110411/al-dia-local/donostia-pone-para-japon-20110411.html 

翌日の地元紙には、私のことは「caseraの装いで参加」と書いてあって大笑い。 

caseraって直訳すると「農婦」ですよ(苦笑)

まいったなぁ。 

白いブラウス+柄物のスカート+ペチコート+白いハイソックス 

確かにこちらの民族衣装caseraもそのコーディネートではありますが。 

日本テイストとバスクテイストが融合(?)したチャリティーイベント
この日広場に立ち寄って和やかにご協力下さった地元の方々にも感謝致します。
ありがとうございました。

Queremos agradecer 
a todas las personas que participaron
y que vinieron a la plaza y la comida.

Muchicimas gracias!!

追記

集まった義援金総額から経費を差し引いた10.037,77ユーロは
4月28日付けで日本大使館の専用口座(日本赤十字社宛)へ送金されました。


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サン・セバスチャンでピンチョス三昧とバル巡り、ビルバオで美術館と近代建築見物、サン・ジャン・ド・リュズやビアリッツで優雅にショッピング、海に山にお楽しみ色々。バスク旅に役立つ情報を現地からお届けします。
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