チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

ナバラ地方

魔女伝説と洞窟の村 スガラムルディ(ナバラ地方) その2

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洞窟に向かう前に「魔女博物館」に寄ってみることにしました。

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この建物は以前は村の病院だったそうです。

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ここではかつて行われた魔女狩りの歴史や17世紀頃のバスクの生活習慣などの展示が見られます。
そもそも魔女がほんとにいたのかということより、人と違ったことをしていたり、人より賢かったり
自由に過ごしていた人達を宗教がらみの権力者達が恐れて異端者のレッテルを貼って処罰した
ということらしいです。それが魔女裁判なんですね。

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バスクでは「悪魔のシンボル」とされる山羊の骸骨

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昔の魔女の服装?

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教会の資料室を再現?

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当時の住居を再現。こんな台所で料理したり、自然療法の薬を煎じたりしてたんですね。

一定時刻に1階のミニシアターで人々にとっての魔女、魔女狩りが何を表すかというコンセプトムービーも
上映されています。見学される方はそちらもご覧になってみて下さい。

Museo de las Brujas
http://www.turismozugarramurdi.com/seccion/turismo_museo_de_las_brujas/

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博物館を出て洞窟まで向かう道からの眺めです。300mほど歩くとすぐ洞窟に着きます。

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入り口ゲートから少し階段を降りると洞窟が見えてきました。(当日のライブの様子はこちらで

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辺りを散策してしばしの森林浴です。

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別に小さな洞窟もあったので入ってみましたw

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洞窟の中にもバルはありました(笑)今日はライブなので特別に設置されたんですけどね。

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洞窟は両側が大きく開いてて長さ120m、広い東口は幅22-26m、西口は12m、高さが10~12mあります。

昔はここでアケラレ(Akelarre)と呼ばれる魔女の集会が開かれていたそうです。
実際は気の置けない仲間同士で歌って踊って楽しむ酒宴だったのでしょうね。

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昔も今も基本的な楽しみ方はそう変わりませんね。

洞窟の神秘的な雰囲気で非日常感が味わえたイベントでした。

普段はこの洞窟は何のセットもなく、普通の照明があるだけのシンプルな状態で一般公開されています。

村には数軒のレストランと数軒のペンションしかありませんが、気候の良い時に訪ねられたら
きっとゆったりした時間と風景を堪能されることでしょう。
アクセスが不便なので旅行でいらっしゃる方はレンタカーかタクシーのチャーターのご利用になると
思いますが、機会があればいらしてみて下さいね。



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魔女伝説と洞窟の村 スガラムルディ(ナバラ地方) その1

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8月末にナバラ地方のスガラムルディ(Zugarramurdi)という村に行ってきました。

anoeta

ある音楽イベントに出かけたのですが、集合場所はサン・セバスチャンのアノエタ・スタジアム前でした。
(サッカークラブ、レアル・ソシエダの本拠地)

貸切バスに乗り込み、途中国境を越えてフランスバスクの村SARAを通り、再び国境を越えて
ナバラに入り1時間程でスガラムルディに到着。

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来た道を戻ればSARAへ。

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実にのどかのところです。

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村の中心部を通り

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村の教会へ入ります。ここでスガラムルディという村についてと今日の行程について説明がありました。
人口243人(2012)の小さな村ですが、教会は立派ですね。
なぜ魔女伝説があるのかは、後で「魔女博物館」に行きますのでそこで書きますね。

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バスクの木製民族楽器チャラパルタ(Txalaparta)の演奏が村の広場で披露されました。
この時の動画ではありませんがご参照下さい。



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演奏を観ているイベント参加者の一行、たまーーに車が来るとじわっと立ち上がってよけてましたw

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こんな小さな村にもバル、レストランは何軒かあります(夏場は観光客もやってくるので)
木陰、パラソルの下でビールを飲みながら音楽を聴く、、なかなか贅沢なひとときです。

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本編のコンサートまでまだ時間があるので村を散策します。

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ナバラ地方の家屋はずっしりとした重厚感がありますが、可愛らしさも兼ね備えていると思います。

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素敵なエントランス。

ついつい写真の枚数が多くなりましたので、魔女博物館と洞窟はつづきで。




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バスクの森を抜けて スペインからフランスへ 2

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フランスに入って山を少しずつ下りていくと周りにとてもきれいな森が広がっていたので
そのまま通り過ぎるのがもったいなくて途中で車を降りてみました。

「自然環境を守りましょう」というような標識の言葉がフランス語なので、フランスに入ったのだなとわかりますが
何も無ければ不思議なところに迷い込んだような気になります。

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森の中の自然の木立は枝が絡み合うように伸びていたり、幹がでこぼこだったり
その形を見ていると映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる森の木のように人の形のようになって
動きそうな様相に思えるほどでした。

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暖かくなるとこの草地にも野草が花を咲かせるのでしょうね。

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苔の緑がとてもきれいだったので近づいてみました。

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ベルベットのような質感の苔

森の中はほぼ毎日雨が降っていそうなくらい湿っていました。だから緑が綺麗なんですよね。

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知らない道なので辺りが薄暗くなる前に森を抜け出したほうがいい、ということでまたSARAに向かって
車を走らせることにしました。

あんなに深々とした山だったのにわりとあっという間に平坦な丘陵地に辿り着いて
住宅もあちこちに見えてきましたが、SARAの村の中心地が見つかりません。
道を尋ねようにも人が全く歩いてないので困りましたが、なんとか見つけて得た回答は
今走って来た道をもうしばらく進んで少し坂を上った所だそうで、そのままだったら通り過ぎてしまう
ところでした。

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SARAの村中心部にあるSaint-Martin教会、小さな村ですが立派な教会です。

この時は中へは入りませんでしたが、Wikipediaのページを見るとフランスバスクの教会で良く見られる
木造の回廊付きでとても美しい造りになっています。事前に知ってたら入って見たかったのに、残念です。

この後は、友人が土産屋兼村の雑貨屋のご主人にすすめられたガトー・バスクを買いに行ってみます。

つづく


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バスクの森を抜けて スペインからフランスへ 1

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スペインとフランスの間に長く横たわるピレネー山脈、その西側の端はバスク地方まで到達しています。

そのピレネー山脈がスペインとフランスの国境になっていて、国境を越えるルートは何ヶ所もありますが
今回は先日訪れたナバラ地方のエチャラール(Etxalar)からフランスへ入ってみることにしました。

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今日ものどかなエチャラール。ちょうど昼食時でもあって通りには誰もいませんでした。
どこかのお宅で飼われているはずのワンちゃんが堂々と道路に座っていましたw

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大きな丸太を割っただけの豪快なベンチ

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北部ナバラ地方の伝統的な家屋はずっしりとした重厚感のある造りと玄関や窓枠の周りに
石をきれいに並べてあるのが特色です。山を越えてフランスに入るとまた家屋の雰囲気がガラリと
変わりますので、その写真はまた後ほど。

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エチャラールの村の真ん中に「SARA」とだけ書いて方向を示してある小さな標識があります。
(20kmという数字が入っていたかどうか、、、)

「SARA」(バスク語)「SARE」(フランス語でサール)はフランスの美しい村100選に入っています。

上の写真の川沿いに山のほうへ向かって車を走らせると程なくカーブの多い細い山道に入っていきました。

対向車はまったく無し、自転車ロードレースのトレーニングをしているサイクリストを3人ほど追い越した
だけで、しーーんと静まり返った森の中、少しずつ標高が上がっていきました。

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ここがスペインとフランスの国境 port de Lizarrietta リサリエタ、標高507m です。

この時はあいにく雨が降ってきてぼんやりとしか見えませんが、向こうに広がるのはフランスの景色です。
晴天の日だったらきっととてもきれいな眺めでしょう。

この後国境を越えて(といっても検問も何も無いので県境を越えるようなものです)
フランスへ下りて行きます。

つづく


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ナバラ地方の村エチャラール その2 レストラン

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30分待ってやっと入ったレストラン
この写真はお昼の営業時間がほぼ終わった時に撮ったものなので人がいませんが。

ここは一番大きいダイニングルームです、他にもいくつか小部屋があってなかなかおもしろい造りです。

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ウェイトレスさんの後に着いて行くと、キッチンを通過しないといけない小部屋に案内されました。
キッチンにいたレストランのご主人に「皿洗いに来たのかい?」と言われながら(笑)

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実際より薄暗く写ってしまいましたが、なかなか落ち着けるスペースでした。

さて、肝心のお料理ですがここは肉の炭火焼が評判のレストランなのです。

でもまずはサラダから

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庶民的なレストランの正しいミックスサラダは、レタス、トマト、ゆで玉子、ツナ、アスパラが
お皿からはみ出すくらい大盛り
です。生ハムも少しのせてありました。

そしてメインの炭火焼骨付きステーキ フライドポテトの量も凄かったです(笑)

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上のステーキは牛肉で、もちろんこれを切り分けて大人数で食べるわけですがかなりの量です。

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こちらは子羊肉。バスク地方、ナバラ地方では良く食べられます。

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すっかりお腹いっぱいになった後にご主人がリキュールをごちそうしてくれました。
これはハーブのリキュール、とても綺麗な色ですね。

ナバラ地方では「パチャラン(patxaran)」というスピノサスモモの実を使ったリキュールが有名で
食後酒として良く飲まれています。

Pacharan
ナバラ地方のレストランは、バスク地方よりも料理の量が多く、盛り付けも豪快でしかも料金はバスクより
少し安めということで大満足の食事でした。

Asador La Basque
Calle de Iñarreta, 3  31760 Etxalar, Navarra

平日も10ユーロのメニューがあって、豆料理などもリストにあってお腹一杯にはなれますが
掲載したようなステーキは週末のみ食べられるようです。

サン・セバスチャンからは車で30分程度で到着できる距離にあります。

おまけ

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村の薬局の看板です。目が怖いです(苦笑)

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CORREOS 郵便局
HERRIKO OSTATUA 村のペンション
JATETXEA レストラン

全部同じ建物の中にあります。


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バスク地方の魔よけとして玄関や建物の壁に飾られる Eguzkilore(太陽の花)

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ナバラ地方は政治的にはバスク地方ではありませんが、Etxalarのようなナバラ地方北部の小さな村では
バスク語が主要言語になっていて、文化的にもバスクの伝統を受け継いでいるようです。


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ナバラ地方の村エチャラール その1

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お花見をした日はとても良い天気だったので、こういうときこそ景色の良い所に出かけないと
実にもったいない、ということで近くのエチャラール(Etxalar)という村に行ってきました。

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バスク地方と繋がるナバラ地方にあるEtxalarは、人口800人ちょっとの静かな村です。

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村の中心地にある教会

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丸い形の墓標なんですが、なんだかとぼけたおじさんの顔に見えますね。

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教会の向かいにある村の広場とバスクの球技ペロタの競技場フロントン、ここのフロントンは屋根付きです。

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お目当てのレストランが大人気で30分待ちなので、写真を撮りながらちょっと散歩することに。

手前右のこのお家、造りは農家風ですが綺麗に改装されていて広々としたテラス付き。
お庭はすっきりしたデザインですね。
家の中もきっとこの外観に合うようなカントリーな家具が揃えてあるんでしょうね。


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実にのどかな風景です。

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ここは昔は公共の洗濯場だったようで、斜めに取り付けた洗濯岩が3個並んでいました。

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家の作りも自然な庭も良いですねぇ。

天気が良い日にこんな可愛らしい家を眺めると「あ~、住みたいなぁ」と思えますが
延々と続くバスク地方の雨の日の現実を思い出すと「やっぱり無理だな」と(苦笑)

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ご覧のような屋根の線がまっすぐじゃない家がけっこうありますw

そろそろ時間なのでレストランのほうへ向かうことにします。

つづく

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