洞窟に向かう前に「魔女博物館」に寄ってみることにしました。
この建物は以前は村の病院だったそうです。
ここではかつて行われた魔女狩りの歴史や17世紀頃のバスクの生活習慣などの展示が見られます。
そもそも魔女がほんとにいたのかということより、人と違ったことをしていたり、人より賢かったり
自由に過ごしていた人達を宗教がらみの権力者達が恐れて異端者のレッテルを貼って処罰した
ということらしいです。それが魔女裁判なんですね。
バスクでは「悪魔のシンボル」とされる山羊の骸骨
昔の魔女の服装?
教会の資料室を再現?
当時の住居を再現。こんな台所で料理したり、自然療法の薬を煎じたりしてたんですね。
一定時刻に1階のミニシアターで人々にとっての魔女、魔女狩りが何を表すかというコンセプトムービーも
上映されています。見学される方はそちらもご覧になってみて下さい。
Museo de las Brujas
http://www.turismozugarramurdi.com/seccion/turismo_museo_de_las_brujas/
博物館を出て洞窟まで向かう道からの眺めです。300mほど歩くとすぐ洞窟に着きます。
入り口ゲートから少し階段を降りると洞窟が見えてきました。(当日のライブの様子はこちらで)
辺りを散策してしばしの森林浴です。
別に小さな洞窟もあったので入ってみましたw
洞窟の中にもバルはありました(笑)今日はライブなので特別に設置されたんですけどね。
洞窟は両側が大きく開いてて長さ120m、広い東口は幅22-26m、西口は12m、高さが10~12mあります。
昔はここでアケラレ(Akelarre)と呼ばれる魔女の集会が開かれていたそうです。
実際は気の置けない仲間同士で歌って踊って楽しむ酒宴だったのでしょうね。
昔も今も基本的な楽しみ方はそう変わりませんね。
洞窟の神秘的な雰囲気で非日常感が味わえたイベントでした。
普段はこの洞窟は何のセットもなく、普通の照明があるだけのシンプルな状態で一般公開されています。
村には数軒のレストランと数軒のペンションしかありませんが、気候の良い時に訪ねられたら
きっとゆったりした時間と風景を堪能されることでしょう。
アクセスが不便なので旅行でいらっしゃる方はレンタカーかタクシーのチャーターのご利用になると
思いますが、機会があればいらしてみて下さいね。
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