世界遺産のビスカヤ橋は1893年に完成した世界最古の運搬橋です。
(設計者はパリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子の一人
建築家のアルベルト・パラシオ)
吊るしたゴンドラが行き来するところから地元ではPuente Colgante(吊り橋)とも呼ばれています。
このシステムのおかげで橋が大型貨物船の往来の邪魔にならず、港湾都市ビルバオの発展に
大きく貢献しました。
全長160m、橋桁の高さ地上61m、歩いて渡れるところは地上50mくらいでしょうか。
晴れた日のネルビオン河口一帯の眺めは絶景です。
観光用の歩道は「吊り橋」ではないので揺れませんが、ゴンドラが通過する時に足元が微振動するので
少しドキドキしますw
ビルバオ市の中心部から地下鉄で約20分、Areeta駅で降りて左へ進むと建物の間にいきなり巨大な橋が
現れます。橋に上るにはショップで入場券(現在7ユーロ・復路のゴンドラは入場券を見せれば無料です)
を購入、係員がエレベーターで案内してくれます。
周りがスカスカなので高所恐怖症の方は下のゴンドラで対岸に渡れます。
料金は片道0,35ユーロです。
ビルバオ在住の方から聞いたお話ですが、労働争議のときに、労働者達が橋を操作して
富裕層が住む手前のLas Arenas側(Areeta駅がある地域)に来ないように
操縦室はLas Arenas側だけに設置したそうです。
やっぱり結構な高さなので渡り始めは少し怖々、、でもこの日は風も無く暖かい陽射しに包まれて
360度のパノラマを楽しむことができました。
組まれた鉄の重なりが綺麗です。
河口を挟んで右側、ラス・アレナス、ゲチョと裕福な地区が広がります。
左側は工業地帯と労働者層の町ポルトゥガレテ
下から見上げても迫力あります。
ゴンドラは、人、自転車、バイク、車を運びます。犬連れの人もゴンドラに乗っていました。
あっという間に対岸に着きます。
ポルトゥガレテの市庁舎前を通り過ぎて坂を上って行きます。
この辺りの路地もなかなか趣があって散策を楽しめそうです。
サンタマリア教会前の広場から見下ろしたビスカヤ橋。絶好の撮影ポイントですね。
この時は午後6時頃で手前側が既に陰になってしまいましたが。
サンタ・マリア教会。中を無料で見学することもできます。
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