大きな森の小さな家って感じですね(実際は結構大きい家です)
子供の頃「大草原の小さな家」という米ドラマシリーズが大好きで毎週土曜日の夕方は
楽しみに見ていました
その原作のシリーズ1作目のタイトルが「大きな森の小さな家」
西部開拓時代のインガルス一家の様子を少女ローラの目線から描いた物語
何もない大草原に自分達で家を建てて、いったいどうやって生計を立てていくのか
今ならそんな視点に立ってしまうけれど、当時はローラと同じ子供目線だったので
土地を耕し麦を植え、鶏に産ませた卵やお母さんが焼いたパイを
町の店で生地や砂糖に換え、その生地でお母さんが縫ってくれた可愛い服を着て
3姉妹が学校へてくてく歩いて通う
そんなサバイバルな生活をワクワクしながら見てました(原作もおもしろくて何冊か読みました)
実際の田舎暮らしは過酷な自然との闘いでちっともメルヘンじゃないと思いますが。
時は流れて、バスクでも山の中の一軒家で質素に暮らす人達はかなり減ったものの
セカンドハウスとして改装して週末や夏の休暇用に利用する人達は増えている様子です。
この日はお友達ファミリーのお家に集まって過ごしました。
バスクでは夏でも天気の悪い日はこんな感じで薄暗く、山の上だと肌寒いくらいの気温です。
まず目に入ったのが子ヤギ。
と思ったらあまり大きくならない種類のヤギで既にオトナだそう。
後で柵の向こう側に入ったところ、こっちに寄ってきてゴンゴン足に体当たりしてくる程で
ヤギがこんなに人懐っこいとは知りませんでした。
羊も何匹かいました、特に親子連れはこっちを警戒しまくってましたが
警戒心が無いのも若干一匹ほど(笑)
家庭菜園もバッチリ手入れされてます。こんなとこで採れた野菜はおいしいでしょうね。
ちょっと薄暗く写ってしまいましたが、とても雰囲気のある内装です。
山の家に暖炉はマストアイテム。
Pulpo a la gallega ガリシア風タコ。普段はコリッとした歯ごたえのあるタコが好きでも
この柔らかいタコ、どんどん食べてしまえます。
そして大人数で食べるのに最適なパエリャ 具がたっぷりでとてもおいしかったです。
ご招待くださった方々、楽しいひとときをありがとうございました。
うっそうとした森の中、人里離れたところにある山の家なのですが、町から車で15分程度の距離
というのがいいですね。
バスク地方やスペイン国内には、こういう家屋を改装または新築した宿泊施設があります。
別の機会にご紹介できたらと思っています。
おまけの写真2枚 晴れの日は空の青さと山の緑も一層あざやかです。