Sociedades Gastronómicas 日本で話題になる時は「美食クラブ」と称されている
面白いシステムがバスクにはあります。
既に日本のメディアでバスク地方が取り上げられる時は必ずといっていい程登場するので
ご存知の方も多いと思います。
バスク地方でも特にサン・セバスチャン市やギプスコア県内に数多く存在してる 美食クラブは
会員制で「女性立ち入り禁止」の所が多いというので有名ですが
・完全に女性立ち入り禁止
・招待客としては許可、但しキッチンは不可
と各クラブによって規則が異なります。
男性達が仲間と集まって気楽に飲んだり自分達で料理をしたりして過ごす「Txoko(場所)」が
段々とメンバーも増えオーガナイズされていくに連れ「美食クラブ」としての形態・運営が形成されていきました。
誰でもが会員になれるわけではなく、一定の会員数が保たれているので「空き」ができた時に
会員の紹介があった希望者を他の会員達が承認する必要があります。
会員は自分の家族や友達を美食クラブに招待することができます。(事前に予約が必要)
アルコールやソフトドリンク、水などの飲料はまとめ買いで備蓄してあり、消費した分だけ最後に
専用伝票に記入して専用の支払い箱に置いていきます。
食材は自前で用意し、厨房は同じ時間帯に集まった同士で上手く共用します。
食材にかかった費用は同じテーブルを囲む仲間同士で割り勘。
そして使ったコップ、皿、調理器具等汚れ物は全て所定の位置に置いておけば契約している
「洗い物担当」の人が翌日やってくれるという「料理は大好きだけど後片付けがめんどうで」
という男性にとっては理想的なシステム(笑)
そして、食事に招待された女性は上げ膳据え膳で、何もしなくて良いというこれまた理想的なシステム
おいしく食べて賑やかに飲んで皆ハッピーになれます。
この日はこの美食クラブBASO ETXEA の会員イニゴさんがプロ並みの料理の腕を奮ってくれました。
「日本からバスクに来てくださった方々にバスクの伝統料理を」ということで
・絶品魚介スープ
に加えて
・メルルーサのココチャ(あご下の身)
・バカラオ・アル・ピルピル
・スズキのオーブン焼き
と通常ならどれか1品がメインの魚料理を3つも作って下さって、、
ありがとうございました!
写真がありませんがデザートは近くでレストランTxubilloを経営されている苅部さんの
美味しいガトーバスク(黒さくらんぼジャム入り)でした。ありがとうございました!
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