チキ便り~バスク地方のとある街より

スペイン北部からフランス南西部に広がるバスク地方から発信しています

サン・ジャン・ド・リュズ

午後のサン・ジャン・ド・リュズ散策

P3163252

大西洋側のスペインとフランスの国境から車で15分ほどの街 サン・ジャン・ド・リュズ(Saint Jean de Luz)

こじんまりとして午後からでも散策するのにちょうど良いサイズの街なので、時々出かけます。
最初の写真は様々な店が並ぶガンベッタ通り(Rue Gambetta)

P3163246

白壁にエンジの色が鮮やかなバスク様式のこの建物はプチホテルです。

P3163247

ディスプレイが可愛い食料品店

この日は日曜日でしたので閉まっていたところもありましたが、以前に比べると日曜営業の店も
ずいぶん増えました。

P3163262

ガンベッタ通りを抜けてビーチ沿いの遊歩道に出て港のほうを眺めました。
後ろに見えるのはラ・リューヌ山です。

P3163263

春のビーチ、まだ人影もまばらです。

P3163271

この遊歩道沿いの建物にはそれぞれ小さな橋がかけてあります。

P3163266

バカンス用の別荘なのかまだほとんどの家の雨戸は閉まったままでした。

P3163274

海沿いの小さなホテル。バルコニーから海を眺めながらバカンス、素敵でしょうねぇ。

P3163283

気持ちよい陽射しの中、もっと先まで歩いて行きます。

P3163289

サン・ジャン・ド・リュズの高級ホテル、いつ見てもとても素敵な佇まいにうっとり、なんですが良く見ると、、、

P3163290

後で確認したのですが、3月10日に火災が発生してかなり損傷した模様で、只今ホテルは休業中。
営業再開までにはしばらくかかりそうです。

P3163296

海の向こうに日が沈んでいきます。

P3163304

夕凪のひととき、この日は全く波がありませんでした。こうしてみると湖のようですね。

バスクの海は、悪天候で大波が荒れ狂う時もあれば、こんなに静かな姿を見せる時もあります。


にほんブログ村 海外生活ブログへ にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ にほんブログ村 旅行ブログ フランス旅行へ

Arrantzaleakで魚介三昧♪

その日は、メニューを読みながらというよりは実物の食材を見て
KAYOさんの説明を聞きながら「それが食べたい!お願いします」
という感じで次々に注文品を頼みました。その中に肉料理は一品も入ってませんでした(´∀`)

ワインは銘柄は忘れましたけど、KAYOさんオススメの
Saint Jean Pied de Port(山バスクの街)産の白ワインをオーダー。

まず出てきたのは、アンチョビーのマリネ。



これはスペイン側と全く同じ味付け。オリーブオイル、ビネガー、塩、パセリだけという
とてもシンプルな一品ですが、これだけでパンとワインがどんどんいけそうで危険です(笑)

そしてムール貝。



スペイン産より小ぶりですが、ハーブとバターの風味が効いた身の締まった
美味しいムール貝でした。

そしてイワシの炭火焼。



こうやってテーブルに置かれた途端、誰かが「ししゃもみたい!ししゃも食べたいなぁ」と
口にしたほど整然と並べられたイワシ。

粗塩をふってオリーブオイルを垂らしてあります、そこにレモンをじゅぅ~っと絞って、、、
「骨も柔らかくて食べられますよ~」とのことでそのままかぶりつき。

次はホタテ。



生ハムとクルトン、チャイブが添えてありました。
スペイン側ではホタテというと、刻んだ身+野菜にホワイトソースを混ぜて
グラタン風に焼いたものが主流なので、こんな感じにホタテの味そのものが
楽しめるのは新鮮でした。

合間に出て来たスープ。

soup

素材は確かカリフラワーだったと思います。クロスを敷いてあるのが可愛い

まだまだ続きます、手長海老。



バスクではスペイン側でもフランス側でも良く食べられる手長海老。

くせのないそれでいて旨みが凝縮された上品な味のする海老です。
見た目もおもしろいのでスペインではパエリャの上に乗せられて出てくることも多いですね。

スペイン側では魚介料理は、とてもシンプルにオリーブ油・塩・ニンニクで調味されることが
多いのですが、フランス側ではバターを使ってあるのでいつもと違った味覚を楽しむことができました。

魚のグリルは2品頼みました。スズキとサン・ピエール(マトウダイ)。
サン・ピエールという魚はスペイン側バスクに住むメンバー全員初耳でした。



このサン・ピエールという魚はフランスではとても一般的に食されているものだそうです。
あっさりした白身と上に乗せられたガーリックやハーブとの調和がとてもおいしく感じられました。

つけ合わせはこれ。



ラタトゥイユ。タマネギ、ニンジン、ピーマン、ズッキーニ他色々な野菜のトマト煮込みですね。

魚料理にも肉料理にも良く合います。



魚介三昧で至福のひととき。皆かなりお腹一杯になってるはずなんですが
誰も「デザートは結構です」とは言いません(笑)



ココナツアイスのマンゴーソース添え。

他にチョコムースとシャーベット(3種)を分け合ったんですが、どれも繊細な味で甘さも控えめ
大満足のランチタイムでした。

気になるお値段ですが、一人当り35ユーロ(約4300円)でした。

頼む量やワインによって料金は前後すると思いますのでご参考までに。

初夏になると生食できる貝類の盛り合わせもメニューに入るそうで、それも楽しみです。

Arrantzaleak
18, avenue Jean Poulou
64500 Ciboure
Téléphone : +33 (0)5 59 47 10 75

http://www.arrantzaleak.com/
Twitter プロフィール
サン・セバスチャンでピンチョス三昧とバル巡り、ビルバオで美術館と近代建築見物、サン・ジャン・ド・リュズやビアリッツで優雅にショッピング、海に山にお楽しみ色々。バスク旅に役立つ情報を現地からお届けします。
2024年2月21日発売!
【美食の街を訪ねて スペイン&フランス バスク旅へ 最新版】
https://amzn.to/3UklOaY
ギャラリー
  • 重版出来!増刷されました
  • 重版出来!増刷されました
  • Urte berri on 2025
  • バスで行く、サン・セバスティアン→ビアリッツ空港
  • バスで行く、サン・セバスティアン→ビアリッツ空港
  • サン・セバスティアン、ビルバオのバル巡り10軒と奈良美智展(ビルバオグッゲンハイム美術館)
  • サン・セバスティアン、ビルバオのバル巡り10軒と奈良美智展(ビルバオグッゲンハイム美術館)
  • サン・セバスティアン、ビルバオのバル巡り10軒と奈良美智展(ビルバオグッゲンハイム美術館)
  • サン・セバスティアン、ビルバオのバル巡り10軒と奈良美智展(ビルバオグッゲンハイム美術館)
  • サン・セバスティアン、ビルバオのバル巡り10軒と奈良美智展(ビルバオグッゲンハイム美術館)
  • サン・セバスティアン、ビルバオのバル巡り10軒と奈良美智展(ビルバオグッゲンハイム美術館)
  • チャコリワイナリーでランチ、そして旧市街のプチホテルにチェックイン
  • チャコリワイナリーでランチ、そして旧市街のプチホテルにチェックイン
  • チャコリワイナリーでランチ、そして旧市街のプチホテルにチェックイン
  • チャコリワイナリーでランチ、そして旧市街のプチホテルにチェックイン
  • ウレデラ水源の夢のようなブルーに魅せられて
  • 現代バスクを知るための60章【第2版】
  • 現代バスクを知るための60章【第2版】
  • 現代バスクを知るための60章【第2版】
  • バスクの桜とビルバオの春 2024
  • バスクの桜とビルバオの春 2024
  • 美食の街を訪ねて スペイン&フランス バスク旅へ 最新版発売!
  • 美食の街を訪ねて スペイン&フランス バスク旅へ 最新版発売!
  • 美食の街を訪ねて スペイン&フランス バスク旅へ 最新版2024
  • 映画「サン・セバスチャンへ、ようこそ」
  • 映画「サン・セバスチャンへ、ようこそ」
  • 2024 新年明けましておめでとうございます!
  • メリー・クリスマス!🎄✨
  • メリー・クリスマス!🎄✨
  • メリー・クリスマス!🎄✨
  • メリー・クリスマス!🎄✨
  • メリー・クリスマス!🎄✨
  • オンダリビアのフィエスタ
  • イスタンブール空港乗り継ぎってどんな感じ?羽田からビルバオへ(ターキッシュエアラインズ)2023年5月
  • イスタンブール空港乗り継ぎってどんな感じ?羽田からビルバオへ(ターキッシュエアラインズ)2023年5月
  • イスタンブール空港で乗り継ぎ・ビルバオから羽田へ(ターキッシュエアラインズ)2023年4月
  • バスクの桜2023🌸
  • バスクの桜2023🌸
  • バスクの桜2023🌸
  • バスクの桜が咲きました!サマータイムも開始
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

rika_txiki

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ